健康・福祉
国において新たに定期接種化が検討されているワクチンについて
帯状疱疹ワクチンの定期接種化について
令和7年4月1日より帯状疱疹ワクチンの予防接種が定期接種化されました。
おたふくかぜワクチン(任意接種)
おたふくかぜワクチンについて、国では、定期接種化を検討し審議しています。現状、予防接種法に基づき公費負担される定期接種ではありません。審議の最新の情報については、厚生労働省ホームページをご確認ください。
なお、成田市では接種費用の公費助成制度は実施しておりませんので、ワクチンを接種する場合は任意接種(全額自己負担)となります。接種をお考えの方は、かかりつけの医療機関に直接ご相談ください。
ワクチンの種類について
現在、主に2種類のワクチンが流通しています。接種を希望される方は、医師と相談しながら、個人の判断で予防接種を受けてください。
〇おたふくかぜ生ワクチン「第一三共」
〇乾燥弱毒性生おたふくかぜワクチン「タケダ」
おたふくかぜワクチンの説明
説明の項目 |
内容 |
ワクチンの種類 |
生ワクチン |
接種回数 |
2回 |
対象者等 |
1歳以降から接種可
1回目と2回目は4週間以上あける |
費用 |
1回約3000円から8000円程度(医療機関により異なる) |
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)は、ムンプスウイルスにより起こる感染症です。
唾液を分泌する耳下腺(耳の前から下)と顎下腺(顎の下)の腫れや痛み、発熱などの症状が出ます。通常1週間から10日程度で症状は治まることが多いですが、無菌性髄膜炎、脳炎、難聴、精巣炎などの合併症を引き起こすこともあるので注意が必要です。
感染方法は接触と飛沫感染とされています。予防法としては、接触・飛沫感染を防ぐために、手洗いとうがいを欠かさないことが大切です。
RSウイルスワクチン(任意接種)
RSウイルスワクチンについて、国では、定期接種化について審議しています。現状、予防接種法に基づき公費負担される定期接種ではありません。審議の最新の情報については、厚生労働省ホームページをご確認ください。
なお、成田市では接種費用の公費助成制度は実施しておりませんので、ワクチンを接種する場合は任意接種(全額自己負担)となります。接種をお考えの方は、かかりつけの医療機関に直接ご相談ください。
ワクチンの種類について
現在、主に2種類のワクチンが流通しています。接種を希望される方は、医師と相談しながら、個人の判断で予防接種を受けてください。
〇アレックスビー筋注用「GSK(グラクソ・スミスクライン)」
〇アブリスボ筋注用「ファイザー」
RSウイルスワクチンについての説明
説明の項目 |
アレックスビー筋注用 |
アブリスボ筋注用 |
ワクチンの種類 |
不活化ワクチン |
不活化ワクチン |
接種回数 |
1回 |
1回 |
対象者等 |
・60歳以上の成人
・50歳以上で重症化リスクが高い
と考えられる人(注1) |
・60歳以上の成人
・妊娠24から36週の妊婦 |
費用 |
約25,000円 |
約30,000から38,000円 |
(注1)重症化リスクが高いと考えられるものとは、慢性肺.心血管.腎臓.肝臓疾患、神経筋疾患、それ以外で、医師が接種を必要と認めたものを指します。
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器感染症です。RSウイルスは世界中に分布しています。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。
症状は、発熱、鼻汁などの軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々ですが、感染によって重症化するリスクの高い基礎疾患を有する小児(特に早産児や生後24か月以下で心臓や肺に基礎疾患がある小児、神経・筋疾患やあるいは免疫不全の基礎疾患を有する小児等)や、生後6か月以内の乳児、また、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患を有する高齢者も感染に特に注意が必要です。
RSウイルス感染症に特効薬はありません。治療は基本的に対症療法(酸素投与、点滴、呼吸管理など症状を和らげる治療)となります。予防方法として、手洗い、消毒、マスクの着用の他、ワクチン接種がが有効とされています。
健康被害救済制度について
予防接種法の定期予防接種によらない任意予防接種を受けたことにより健康被害が生じた際には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による被害救済の対象となります。