第1期成田市こども計画(素案)について意見を募集しています
本市では、すべてのこどもが将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現に向けた取組を総合的かつ計画的に推進していくため、第1期成田市こども計画を策定しています。
このたび、第1期成田市こども計画(素案)がまとまりましたので、市民のみなさんから広く意見を募集しています。くわしくは、次のリンクをご覧ください。
第1期成田市こども計画について(こども向け)
こども向けのホームページも公開しておりますので、次のリンクからご覧ください。
第1期成田市こども計画とは
令和5年4月にこども基本法が施行され、市町村はこども大綱・都道府県こども計画を勘案して「市町村こども計画」の策定に努めることとされました。
こども基本法とは、日本国憲法および児童の権利に関する条約の精神にのっとり、こども施策に関する基本理念等を定め、こども施策を社会全体で総合的に推進していくことを目的として定めたものです。
また、こども大綱とは、こども基本法に基づき、こどもまんなか社会の実現を目指すための基本的な方針や重要事項を一元的に定めたものです。従来の「少子化社会対策大綱」「子供・若者育成支援推進大綱」「子供の貧困対策に関する大綱」を1つに束ね、一元化するとともに、さらに必要なこども施策を盛り込み、総合的かつ一体的にこども施策を進めることとしています。
本市では、「第2期成田市子ども・子育て支援事業計画」の計画期間が令和6年度末で終了しますが、現行の子ども・子育て支援事業計画に、子ども・若者計画と子どもの貧困対策に関する計画を加え、一体的なものとして、新たに「第1期成田市こども計画」を策定します。
第1期成田市こども計画をよりよいものとするため、こどもや若者の皆さんの意見を伺いました。
策定にあたって、こどもや若者のみなさんに意見を伺いました
小学校前のこどもから30歳未満の若者までのみなさんや、子育て当事者、子育て支援関係団体など、幅広い年代や立場のみなさんから、アンケート調査やワークショップなどの様々な方法で意見を伺いました。
基本理念
夢と希望を持ち 未来を切りひらく こどもが育つまち
現行の第2期成田市子ども・子育て支援事業計画の基本理念も踏まえ、こどもが自分の良さや可能性を発揮し、様々な体験を積み重ねることで自己肯定感を高めつつ、自らの力で豊かで幸せな将来を切りひらく力をはぐくめる社会を目指します。
これらを実現するため、こどもの権利を尊重するとともに、すべてのこどもの最善の利益を第一に考え、こどもを地域全体で見守り、支えていくことができる環境づくりを推進します。
基本的な視点
基本理念の実現に向けて、次の視点に基づき計画を推進し、こどもの利益を最大限尊重するとともに、社会全体でこどもや子育て当事者を支援します。
こどもの権利を尊重し、こどもの最善の利益を第一に考えます
こどもの意見を聴き、対話しながらともに施策を進めていくことで、こどもの権利を保障し、こどもの健やかな成長を支援します。
また、ライフステージや一人ひとりの状況に応じた、切れ目のない支援を行い、すべてのこどもが個性豊かに生きる力を伸ばせる環境づくりを推進します。
すべてのこどもが自分らしく活躍できるよう、社会全体でこどもの育ちを支えます
すべてのこどもが、様々な場面で自分らしく生き生きと活躍できる社会を目指すため、子育て家庭だけではなく、地域、事業者などがこどもの育ちや子育てに関心を持つとともに、それぞれの立場で役割を担い、社会全体が連携して、こどもの育ちを支える環境づくりを推進します。
基本目標
基本理念を具体的に推進していくため、以下の基本目標に基づき、基本施策における各事業に取り組みます。
基本目標1 こどもが健やかに成長できる環境づくり
【基本施策】
- こどもの意見表明・社会参画の推進
- こどもの権利の保障
- 幼児教育・保育、学校教育の充実
- こどもの居場所づくり、学び・遊び・体験機会の充実
- 障がい児・医療的ケア児等への支援
- 困難に直面するこどもへの支援
基本目標2 こどもが安心して育つための家庭への支援
【基本施策】
- 妊娠・出産・育児の切れ目のない支援
- 子育て支援サービスの充実
- 子育て世帯への経済的支援
- 生活に困難等を抱える子育て家庭への支援
基本目標3 地域全体でこどもの成長を支えるための環境づくり
【基本施策】
- 地域における子育て支援活動の推進
- こどもや子育て世帯が安心して過ごせる環境の整備
教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の量の見込みと確保方策
幼稚園や保育園などの教育・保育施設、利用者支援事業や放課後児童健全育成事業(児童ホーム)などの地域子ども・子育て支援事業について、現在の利用状況や今後の利用希望などを踏まえた「量の見込み」と「確保方策」を定め、必要なサービスを提供していきます。
教育・保育
- 1号認定:3歳以上で教育を希望(認定こども園及び幼稚園)
- 2号認定:3歳以上で保育を希望(認定こども園及び保育園)
- 3号認定:満3歳未満で保育を希望(認定こども園・保育園・地域型保育事業)
地域子ども・子育て支援事業
- 延長保育事業
- 放課後児童健全育成事業
- 子育て短期支援事業(ショートステイ等)
- 病児保育児業
- 利用者支援事業
- 地域子育て支援拠点事業
- 子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)
- 一時預かり事業(幼稚園・保育園ほか)
- 妊婦検診事業
- 乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)
- 養育支援訪問事業
- 実費徴収に係る補足給付を行う事業
- 多様な事業者の参入促進・能力活用事業
- 子育て世帯訪問支援事業
- 児童育成支援拠点事業
- 親子関係形成支援事業
- 乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)
- 産後ケア事業
- 妊婦等包括相談支援事業
計画の点検・評価
本計画に基づく施策を推進するために、PDCAサイクルに基づき、毎年度、「進捗を計る指標」で定める「参考指標」の推移を確認することにより、進捗状況の評価を行います。
評価に当たっては、附属機関である「成田市保健福祉審議会」及びその部会である「成田市保健福祉審議会子ども・子育て支援部会」に報告を行い、意見を求め、その結果を公表します。
さらに、こどもや子育て当事者等にアンケート調査等を実施し、意見を聴取することで、施策への反映に努めます。
計画の策定経過
計画の策定経過
時期 |
内容 |
8月から10月 |
素案作成 |
8月 |
第1回成田市保健福祉審議会 |
9月 |
概要及びアンケート結果について議会へ報告 |
10月 |
第2回成田市こども計画策定委員会・検討部会
第3回成田市こども計画策定委員会・検討部会(書面開催)
第2回成田市保健福祉審議会 子ども・子育て支援部会 |
11月 |
素案の取りまとめ
第2回成田市保健福祉審議会 |
12月 |
素案について議会へ報告
パブリックコメントの実施 |
2月 |
第3回成田市保健福祉審議会 子ども・子育て支援部会
成田市保健福祉審議会に計画(素案)を諮問 |
3月 |
成田市保健福祉審議会による計画(素案)の答申
第1期成田市こども計画の決定 |
これまでのアンケート調査及び意見聴取
これまでのアンケート調査及び意見聴取のスケジュールについては、下記のリンクをご覧ください。
アンケート調査及び意見聴取の結果
小学校入学前の児童
市内の保育園や、子ども向けイベントなどでシールアンケートをおこない、「どこで過ごすのが好きか」や「どこで遊ぶのが好きか」などを聴きました。
小学生
子ども向けイベントでシールアンケートをしたり、ワークショップをひらいて「みんなのわくわくすること・すきなあそびばしょ」や「成田市にどんな場所があったら楽しいと思うか」などを聴きました。
中学生・高校生
ワークショップをひらき、「成田市でいきいき・わくわくする瞬間」や「こどもや若者が住みたくなる・過ごしたくなるまち」などを聴きました。
大学生
国際医療福祉大学成田キャンパスに在籍している大学生向けにアンケート調査を行い、「居場所」や「若者や子育て世帯が住み続けたいと思う環境づくり」などについて、意見を聴きました。
子育て当事者
子育て当事者を対象に、アンケート調査やヒアリング、ワークショップをおこない、「子育てをする中での不安」や「希望する支援」、「結婚・子育てしやすいと思う環境づくり」などについて、意見を聴きました。
子育て支援関係団体
子育て支援関係団体を対象にヒアリングを行い、「各団体の活動の実態」や「活動による子どもへの影響」、「活動にあたって必要とする支援」などを聴きました。
全市民
全市民を対象に、こども施策に係るテーマについて選んでいただき、WEBでの意見投稿をしていただきました。
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