くらし・手続き
水道事業における脱炭素化への取組みについて
成田市の脱炭素化への取組み
成田市水道事業の脱炭素化への取組み
国内の水道事業全体の電力使用量は、国内の電力需要の約1%を占めており、水道事業の事業活動による環境への影響は無視できないものとなっております。また、本市では、令和2年11月25日に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、2025年までに二酸化炭素排出量ゼロを目指す取組みを実施しております。
そこで、本市水道事業では、エネルギーを大量に消費する事業者として、電力をはじめとするエネルギー使用量の抑制や、再生可能エネルギーの活用によって自らの施設における二酸化炭素排出量を削減するとともに、社会全体の脱炭素化にも貢献していくこととしております。
(1)主な対策
| 項目 |
内容 |
| 省エネルギー化の推進 |
・省エネルギー・高効率機器の導入
・ポンプのインバータ制御化などの省エネルギー設備の導入
・施設の統廃合・再配置による省エネルギー化の推進
・地下水を利用した省エネ設備導入可能性の検討 |
| 再生可能エネルギーの導入 |
・太陽光発電設備の導入
・上記以外の再生可能エネルギー設備の導入可能性の検討 |
(2)実施計画
前項で述べた対策を実施するためには、各配水場において大規模な改修が必要となることから、単独での対策工事を実施することは難しい状況です。
そこで、令和元年6月に策定しました「成田市水道事業施設更新計画」の実施に合わせて、脱炭素化に関する対策工事も併せて実施する計画としております。
(3)進捗状況(令和6年度末時点)
平成29年度から継続事業で実施しております、「並木町配水場改修事業」におきまして、省エネルギー化の推進工事及び再生可能エネルギーの導入工事を実施しております。
施工状況
| 項目 |
内容 |
省エネルギー化の推進
(実施済) |
・配水ポンプのインバータ制御化及び高効率モーターの採用
・運転方法の見直し(各種ポンプ類の仕様見直し、送・配水系ポンプの用途への分別)
|
| 再生可能エネルギーの導入 (施工中) |
・太陽光発電設備の導入 |
電力量の削減状況
並木町配水場における電力使用量の削減状況(kwh)
省エネルギー化推進工事着手前
(令和2年度) |
省エネルギー化推進工事着手後
(令和6年度) |
| 1,156,857 |
819,393 |
| 削減率 |
29.2% |
配水ポンプ(全景)
配水ポンプ
太陽光発電設備