乳がん検診について
乳がんは、日本人の女性が罹患するがんの中で最も多いがんで、女性のがん罹患全体の約20%を占めます。乳がんは早期発見により適切な治療が行われれば、良好な経過が期待できます。月に一度は、乳房のしこりや形の変化、分泌物の有無などを調べる自己触診をお勧めします。しこりなど自覚症状がある場合は速やかに受診することを勧めますが、無症状の場合でも、乳がん検診により乳がんが見つかることがあります。市では、乳がんの早期発見のため集団・個別検診を行っています。ぜひ検診を受けましょう。
ブレスト・アウェアネスのすすめ
20歳になったら乳房の自己触診を始めましょう!(本ページ内に自己触診法を掲載しています)
コロナワクチン接種予定、接種された方へ
新型コロナワクチン接種後、免疫反応を獲得している兆候としてリンパ節が腫れる場合があります。そのため乳がん検診は、ワクチン接種前に受診していただくか、接種から6週間以内の検診はなるべく避けてください。
乳がん検診のご案内
職場などで受診する機会がない成田市民(女性)が対象です。
乳がん検診は、マンモグラフィ検査と超音波検査の2種類があり、どちらか1つの受診となります。受けられる検診の種類は年齢によって異なります。2つの検査では、検出するのを得意とする病状に違いがあるため、交互に受けることをおすすめします。(各検査法の詳細は、下記を参照してください)
自覚症状がある人は検診の対象とはなりません。速やかに医療機関(乳腺外科など)を受診してください。
検診には受診券と問診票が必要です。お持ちでない方は、健康増進課、または以下の「受診券申込WEBサイト」へお申込みください。
マンモグラフィとは
マンモグラフィとは、乳房のレントゲン撮影のことです。乳房は柔らかい組織でできているために、専用のレントゲン装置を使って撮影します。
【マンモグラフィの有効性】
- レントゲン写真を撮ることで、手に触れるしこり、手に触れない程の小さなしこりもわかります。
- また、しこりになる前の超早期がんを石灰化像としてみつけることができるので、マンモグラフィは乳がんの早期発見に非常に有効な検査です。
- 国の指針では2年に1回マンモグラフィ検査を受診することを推奨しています。
【マンモグラフィの撮影方法】
- 乳房をレントゲン装置にはさんで圧迫し奥の方まで写します。この圧迫は多少痛みを伴いますが、乳房を薄くすることでより鮮明に撮影する事ができ、よい写真を撮るために大切な事です。
- この検査で体に受ける放射線の量は、1年間に太陽や地球から自然に受けている放射線量の1/100程度であるため、放射線による体への影響はほとんどありません。
マンモグラフィ検査について
集団検診と個別検診が選択ができます。
【検診内容】
乳房のエックス線撮影
【対象者】
40歳以上の女性で、令和5年度にマンモグラフィ検査を受けていない人
【料金】
無料
マンモグラフィ検査(集団検診)
予約が必要です。下記、がん検診予約センターへご予約ください。
【実施期間】
6月から12月
【集団検診日程・会場】
検診車内で受診します。日程・会場は、「令和6年度 成田市成人健(検)診ガイド・問診票」をご覧ください。
【持ち物】
受診券、問診票
マンモグラフィ検査クーポン券(お持ちの方)
【結果】
約1カ月後に郵送で通知します。
マンモグラフィ検査(個別検診)
予約不要です。
【個別検診実施医療機関】
公津の杜メディカルクリニック(飯田町)
電話番号:0476-20-5551
【実施期間】
5月20日から12月27日
【持ち物】
受診券、保険証、問診票
【結果について】
医療機関へご確認ください。
超音波検査とは
【乳腺超音波検査とは】
乳腺超音波検査(乳腺エコー)とは、乳腺用の超音波診断装置を用いて、しこり(腫瘤)が良性か悪性か調べる検査です。超音波がしこりの内部を通過するとき、乳房の繊維部分では大きく吸収され、水分の多い部分では吸収されにくいので、その差によってしこりの陰影像が描き出されます。
【乳腺超音波検査はどのように行うのか?】
服を脱いでベッドの上で仰向けになり、検査する側の腕を頭側に上げた状態になります。超音波の伝導をよくするため、胸にゼリー状の液体をぬります。超音波の発信機能と受信機能をもつ探蝕子(プローベ)を乳房にあて、横に滑らせ、また上方から下方へと滑らせて、反射してきた断層面のエコー(反射波)を、モニターに写し出します。検査時間は5分から10分です。
超音波検査について
集団検診のみです。
【対象者】
30歳から39歳
40歳以上で、今年度マンモグラフィ検査を受けない人
【実施期間】
6月から12月
【集団検診日程・会場】
予約が必要です。下記、がん検診予約センターへご予約ください。
日程・会場は、「令和6年度 成田市成人健(検)診ガイド・問診票」をご覧ください。
【料金】
1000円、現金払い(生活保護受給者は生活保護受給証明書により無料)
【持ち物】
受診券、問診票
【結果について】
約1カ月後に郵送で通知します。
検診を受ける際の注意事項
【乳がん検診の注意事項】
下記に該当する⼈は検査を受けられません。治療や診断のため、医療機関(保険診療)で適切な検査を受けてください。
マンモグラフィ検査と超音波検査に共通
- 以前精密検査と診断され、まだ受診していない⼈(精密検査を先に受けてください)
- 乳房の病気で治療中または経過観察中の人
- 自覚症状(しこり、乳頭分泌、痛み)がある人
- 妊娠中の人、妊娠の可能性のある人、授乳中の人
- 豊胸手術(ヒアルロン酸注入法を含む)をした人
マンモグラフィ検査について
- 胸部の手術後間もない人(検診受診の可否について、主治医にご相談ください。)
- 心臓ペースメーカーを使用されている人、胸部にシャントやポートを挿入している人
- インスリンポンプ及び持続グルコース測定器を装着している人
- 肩を上げられない、腰や背中を伸ばせない人
- 断乳して6カ月未満の人
【そのほか注意点】
- 検診は、月経が始まってから1週間後程度が最適です。
- 検診では、上半身裸になります。ワンピース等の着用は避けてください。
- 検診時には、ネックレス等を外し、髪が長い場合は一つにまとめてください。
- マンモグラフィ検査では制汗スプレーを使用している場合、撮影前に拭き取っていただきます。
予約方法
予約方法の詳細は、「がん検診予約(集団)について」をご確認ください。
ブレスト・アウェアネスのすすめ
ブレスト・アウェアネスとは、日頃から乳房を意識する生活習慣のことです。乳がんは、体の表面近くにできるので、自分自身で見つけることができる唯一のがんです。ぜひ、月に一度の自己触診を習慣化しましょう。そして、異常を見つけたら、お早めに専門外来を受診しましょう。
自己触診のポイント
月経が始まってから1週間くらいが適当です。閉経後の人は毎月、日を決めておきましょう。
- 日を決めて定期的に。
- 視診は明るい部屋で。
- 触診は指の腹で軽く押さえるように。
関連リンク
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