長期療養を必要とする疾病にかかったことにより定期予防接種を受けられなかった方へ

　定期予防接種の対象年齢であった間に、長期にわたり療養を必要とする疾患にかかったこと等の特別な事情により定期予防接種を受けることができなかったと認められる場合、その事情が解消された日から起算して2年以内（高齢者肺炎球菌ワクチンは1年以内）であれば接種することができます。（ロタウイルスワクチン、高齢者インフルエンザ予防接種は除く。）
　この制度の対象となり定期予防接種を希望される方は、主治医とご相談のうえ、接種を受ける前に、地域医療政策課までご相談ください。

　特別な事情（次の1から3）により、接種対象年齢の間に、やむを得ず定期予防接種を受けることができなかった方が対象です。
　1.次の（ア）から（ウ）に掲げる疾病にかかったこと
　（ア）重症複合免疫不全症、無ガンマグロブリン血症そのほか免疫の機能に支障を生じさせる重篤な疾病
　（イ）白血病、再生不良性貧血、重症筋無力症、若年性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、ネフローゼ症候群そのほか免疫の機能を抑制する治療を必要とする重篤な疾病
　（ウ）（ア）または（イ）の疾病に準ずると認められるもの
　2.臓器の移植を受けた後、免疫の機能を抑制する治療を受けたこと
　3.医学的知見に基づき上記1または2に準ずると認められるもの
　上記1に該当する疾病の例は、以下の別表のとおりです。

• BCG
• B型肝炎ワクチン
• Hib（ヒブ）ワクチン
• 小児の肺炎球菌ワクチン
• 百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオHib(ヒブ）混合（5種混合）ワクチン
• 百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合（4種混合）ワクチン
• 百日せきジフテリア破傷風混合（3種混合）ワクチン
• 不活化ポリオワクチン
• 麻しん風しん（MR）混合ワクチン
• 水痘（水ぼうそう）ワクチン
• 日本脳炎ワクチン
• ジフテリア破傷風混合（2種混合）ワクチン
• ヒトパピローマウイルスワクチン
• 高齢者用肺炎球菌ワクチン

（ご注意）ロタウイルスワクチン、高齢者インフルエンザワクチンはこの制度の対象外です。

• 　小児の定期予防接種は、長期にわたり療養を必要とする疾病にかかったことの特別な事情がなくなった日から2年以内

　ただし、BCGは4歳に達するまでの間、百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオHib（ヒブ）混合（5種混合）ワクチンおよび百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合（4種混合）ワクチンは15歳に達するまでの間、Hib（ヒブ）ワクチンは10歳に達するまでの間、小児用肺炎球菌は6歳に達するまでの間に限ります。

• 　高齢者用肺炎球菌は、長期にわたり療養を必要とする疾病にかかったことの特別な事情がなくなった日から1年以内