第7期介護保険事業計画策定に当たっての分析
第7期介護保険事業計画の策定に当たっては、住民基本台帳、国勢調査、地域包括ケア「見える化」システム、成田市人口ビジョン、介護保険状況報告、成田市立地適正化計画などを活用して、分析を行っています。
地域包括ケア「見える化」システムによる現状分析
厚生労働省の地域包括ケア「見える化」システムを活用して、1人当たり給付費、認定率、高齢化率などの他市町村との比較、経年変化などの分析結果を見ることができます。
1人当たり給付月額(在宅サービス)
平成30年度の成田市の「1人当たり給付月額(在宅サービス)」は、7,604円となっており、千葉県平均(9,173円)や全国平均(9,912円)を下回っています。
1人当たり給付月額(施設および居住系)
平成30年度の成田市の「1人当たり給付月額(施設・居住系)」は、7,992円となっており、千葉県平均(8,562円)や全国平均(8,992円)を下回っています。
1人当たり給付月額(全体)
縦軸の「在宅サービス調整給付月額」については、成田市は8,150円、千葉県平均は9,811円、全国平均は10,600円、横軸の「施設および居住系サービス調整給付月額」については、成田市は8,706円、千葉県平均は9,337円、全国平均は9,790円となっており、成田市はいずれの指標も千葉県平均や全国平均を下回っています。
調整済み認定率(要介護度別)
成田市の「調整済み認定率」は15.6%となっており、千葉県平均(17.9%)や全国平均(18.5%)を下回っていますが、後期高齢者数の増加に伴い、「調整済み認定率」は上昇傾向にあります。
なお、「認定済み認定率」とは、認定率の大小に大きな影響を及ぼす、「第1号被保険者の性・年齢別人口構成」の影響を除外した認定率のことです。
高齢化率
平成27年の国勢調査人口等基本集計に基づく成田市の「高齢化率」は21.0%となっており、千葉県平均(25.5%)や全国平均(26.3%)を下回っていますが、全国的に少子高齢化が進む中、成田市においても「高齢化率」は上昇傾向にあります。
高齢者を含む世帯の割合
平成27年の国勢調査人口等基本集計に基づく成田市の「高齢者を含む世帯の割合」は31.8%となっており、千葉県平均(39.5%)や全国平均(40.7%)を下回っていますが、高齢化率の上昇等に伴い、「高齢者を含む世帯の割合」についても増加が見込まれます。
高齢独居世帯の割合
平成27年の国勢調査人口等基本集計に基づく成田市の「高齢者独居世帯の割合」は7.2%となっており、千葉県平均(9.9%)や全国平均(11.1%)を下回っていますが、高齢化率の上昇等に伴い、「高齢者独居世帯の割合」についても増加が見込まれます。
高齢独居世帯数
平成27年の国勢調査人口等基本集計に基づく成田市の「高齢独居世帯数」は、2005(平成17)年の2,041世帯から2015(平成27)年の3,964世帯と10年間で約1.9倍となっており、今後も高齢化率の上昇等に伴い、増加していくと見込まれます。
前期・後期別高齢者割合
平成27年の国勢調査人口等基本集計に基づく成田市の「前期・後期別高齢者数割合」は、前期高齢者数割合が55.4%、後期高齢者数割合が44.6%となっており、千葉県平均(前期56.1%・後期43.9%)、全国平均(前期51.8%・後期48.2%)と比較すると、後期高齢者数の割合は全国平均を下回っていますが、千葉県平均を上回っています。
前期・後期別高齢者数
全国的に少子高齢化が進む中、成田市でも65歳以上の高齢者人口及び高齢化率とも増え続けており、今後も高齢化率、特に75歳以上の後期高齢者が増える見込みです。
成田市の後期高齢者数は、2015(平成27)年は12,288人でしたが、2025(令和7)年には18,185人になる見込みであり、10年間で約1.48倍になると見込まれています。
被保険者数の推移
成田市の「第1号被保険者数」は、平成22年3月末の21,876人から令和2年6月末の30,701人と10年間で約1.4倍となっており、高齢化率の上昇等に伴い、今後も増加することが見込まれます。
このページの資料をご覧になるにはAdobe Acrobat Reader(無償)が必要です。
ソフトウェアをお持ちでない方は下記ボタンよりダウンロードしてください。

Adobe Acrobat Reader
PDFファイルを閲覧・印刷することができます。