• くらし・手続き
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 文化・スポーツ
  • 産業・ビジネス
  • まちづくり・環境
  • 安全・安心
  • 市政情報

現在地:

更新日:2024年1月5日

印刷する

河川の水質調査について

 市では、河川等の汚濁状況を把握するため、市内25地点において、水のpH・DO・BOD・大腸菌群数等の生活環境項目の調査を毎年度6回、カドミウム、シアン等の健康項目の調査を毎年度2回実施しています。(25地点のうち、工業団地等周辺の7地点については両調査とも年1回実施)
 河川の水質には環境基本法(平成5年法律第91号)第16条による公共用水域の水質汚濁に係る環境基準が定められており、本市においても調査結果を環境基準と比較して評価しています。

令和3年度の結果について

 生活環境項目については、評価対象となる23地点中汚れの指標であるBODでみると9地点(吾妻橋・宝田小橋・新妻橋・新川水門・大日向橋・馬洗橋・柴田橋・大栄工業団地下・東総有料道路下)で、大腸菌群数は12地点(宝田小橋・新妻橋・十日川橋・大日向橋・向橋・柴田橋・馬洗橋・高岡排水機場・野毛平工業団地下・津富浦排水路・大栄工業団地下・東総有料道路下)で、DO(溶存酸素)は2地点(津富浦排水路、東総有料道路下)で、SS(浮遊物質量)は1地点(津富浦排水路)で環境基準を満たしていませんでした。その主な要因は、生活排水等の汚れが河川へ流出したことによるものと考えられます。
 また、健康項目については、河川水、河川底質ともに環境基準を満たしていました。

生活環境に係る主要な項目とその解説

生活環境に係る主要な項目とその解説の表
項目名 解説
pH(水素イオン濃度) 水素イオン濃度を示す指数で、pH7が中性で、これが7よりも小さくなれば酸性が強くなり、大きくなればアルカリ性が強くなります。
DO(溶存酸素) 水中に溶けて存在している酸素量を示します。溶存酸素が不足すると、水は嫌気性状態となり、嫌気性細菌により硫化水素、メタン等が発生し、悪臭の原因となることがあります。
BOD(生物化学的酸素要求量) 水の汚濁の程度を示すもので、有機物が微生物によって酸化される際に必要な酸素量をいいます。数値が大きくなるほどより汚れていることになります。
SS(浮遊物質量) 水中にある不溶性物質の量です。
大腸菌数 大腸菌を培地で培養し、発育したコロニー数を数えることで算出され、水のふん便汚染の指標として使われる数値です。ヒトや混血動物の腸管内に常在し、ふん便由来でない細菌も含む大腸菌群数と比べてふん便汚染の指標として信頼できるものです。

健康に係る主要な項目とその解説

健康に係る主要な項目とその解説の表
項目名 解説
カドミウム 主に鉱山・メッキ工場、光学ガラスの製造等の企業の排水中に含まれることが多く、摂取すると腎臓の機能障害があらわれ、ついで体内カルシウムの不均衡による骨軟化症を起こします。
シアン 化合物としてシアン化水素、シアン化ナトリウム等をつくります。これら化合物は一般にきわめて強い毒性を持ち、数秒ないし数分で中毒症状があらわれ、頭痛、めまい、意識障害、まひ等を起こして死亡します。
水道管等に広く用いられる他、その化合物である一酸化鉛、四酸化三鉛等は、顔料や蓄電池の電極等に利用されます。鉛中毒の多くは慢性中毒で、少量の鉛を長期間持続的に摂取することで起こります。
水銀 苛性ソーダや塩化ビニルの生成用や医薬品用に主に使用され、他に計測、電気器具に用いられています。水銀は神経系をおかし、手足の震えをおこしたり、言語障害、食欲不振、聴力、視力の減退をひきおこします。水俣病の原因物質はメチル水銀であることが判明しました。
テトラクロロエチレン ドライクリーニング、溶剤等の用途があり、人体への影響としては、肝障害、腎障害、中枢神経障害があり、発がん性物質といわれています。

河川調査結果

最新の調査結果

年度ごとの調査結果

このページの資料をご覧になるにはAdobe Acrobat Reader(無償)が必要です。
ソフトウェアをお持ちでない方は下記ボタンよりダウンロードしてください。

Adobe Acrobat Reader
PDFファイルを閲覧・印刷することができます。

このページに関するお問い合わせ先

環境部 環境対策課

所在地:〒286-8585 千葉県成田市花崎町760番地(市役所行政棟5階)

電話番号:0476-20-1532

ファクス番号:0476-22-4449

メールアドレス:kantai@city.narita.chiba.jp