区画整理とは
整備が必要とされている市街地においてその一定の区域内で、土地所有者等からその所有土地等の面積や位置などに応じて、少しずつ土地を提供(減歩)してもらい、これを道路・公園などの公共施設用地等にあて、これを整備することにより残りの土地(宅地)の利用価値を高め、健全な市街地とする事業で、以下のような効果があります。
- 整備前の権利を保全しながら事業を行うため、長年地元でつちかわれてきた地域のコミュニティーがそのまま生かされます。
- 曲がりくねった道路やすれ違いができなかった狭い道路が、安全で快適な道路に生まれ変わります。
- 子供の遊び場や憩いの場として公園が確保されます。
- 地区内のすべての宅地が、道路に面し形の整った利用しやすいものとなり、境界も明確になります。
- 上下水道やガスなどの供給処理施設を、一体的に整備することができます。
- 換地
土地区画整理事業の施行により、整理前の宅地の代わりに交付される整理後の宅地を換地といいます。
個々の換地は、整理前の土地の位置、面積、環境、利用状況などに応じて適正に定めます。整理前の土地にある所有権、地上権、借地権などは、換地先に移行します。
- 公共減歩
地区内に新たに設ける道路や公園などの公共施設用地は、原則として地区内の土地所有者が少しずつ土地を出し合うことによって生み出します。
この新たに設ける公共施設用地に充てるため、所有者の土地が減ることを公共減歩といいます。
- 保留地減歩
事業費の全部又は一部をまかなうために売却する土地を保留地といい、地区内の土地所有者が少しずつ土地を出し合うことによって生み出します。
この保留地を設けるため、所有者の土地が減ることを保留地減歩といいます。