まちづくり・環境
特定外来生物以外の外来植物について
成田市では、特定外来生物以外にも、海外から入ってきた植物(外来植物)をたくさん見ることができます。
国では、外来種のうち、我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種についてリストを作成しており、「生態系被害防止外来種リスト」と呼ばれています。
また、リストに載っている植物以外にも、皆さんが子供のころから親しんでいる植物など、身近なところで外来種がみられます。
このページでは、生態系被害防止外来種リストに掲載されている植物と、特に指定されていないそのほかの外来植物の中から一部を紹介いたします。
生態系被害防止外来種リストに掲載のある外来植物
特定外来生物に指定されておらず、環境省・農林水産省の作成する「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されている外来植物の一部を紹介します。
生態系被害防止外来種リスト
外来種について生態系等への被害状況を踏まえ、日本における侵略性を評価しリスト化したもの。
特定外来生物に指定されている植物については下記リンクへ。
セイタカアワダチソウ
キク科の多年草で、長い地下茎を持ち、茎は1から2.5メートルあります。繁殖力が強く、生態系に被害を及ぼす恐れがあります。河川敷や土手などに多く見られます。
国立環境研究所より画像引用
アメリカオニアザミ
キク科の1から2年草で、葉や茎に固く鋭いトゲがあるため、手に刺さると危険です。高さ50から100センチメートルほどに成長しますので、小さいお子様は特にご注意ください。
国立環境研究所より画像引用
ハルジオン(ハルジョオン)
キク科の1から2年草で、繁殖力が強く、生態系に被害を及ぼす恐れがあります。
国立環境研究所より画像引用
ヒメジョオン(ヒメジオン)
キク科の多年草で、繁殖力が強く、生態系に被害を及ぼす恐れがあります。
国立環境研究所より画像引用
特に指定されていないそのほかの外来植物
特定外来生物の指定もなく、生態系被害防止外来種リストへの掲載もありませんが、市内で見ることのできる外来植物の中から、ピックアップして紹介します。
これらの外来植物も、多くは農作物や在来の植物と競合するなどの影響があるとされています。
ナガミヒナゲシ
ポピーに似たきれいな花を咲かせるケシ科の植物です。
ケシ科の植物は、茎や葉を傷つける際に出る汁が皮膚につくと、体質によってはかぶれる場合がありますので、花を摘む際や、除草作業をする際にはご注意ください。
豆知識
在来種・外来種に係わらず、体質によっては触れるとかぶれる植物は数多くありますので、どのような植物でも触る際にはご注意ください。(例:ウルシ、ケシ科の植物、イチョウ、など様々)
国立環境研究所より画像引用
ユウゲショウ
5月から9月に薄紅色で直径1から1.5センチメートルの花をつけます。
国立環境研究所より画像引用
シロツメクサ
クローバーの名前で知られている多年草です。
国立環境研究所より画像引用
イヌムギ
イネ科の1から2年草で、5月から8月に大きくて扁平な小穂をつけます。
国立環境研究所より画像引用
ハルガヤ
イネ科の多年草で、5月から7月に8から10ミリメートルほどの小穂を密につける。
国立環境研究所より画像引用
オオイヌノフグリ
3月から4月にかけて、小さいコバルトブルーの花をつけます。
国立環境研究所より画像引用
コスモス
観賞用として導入されたキク科の1年草です。
国立環境研究所より画像引用