子育て・教育
学校サポート教員・健康推進教員の配置後の成果
成田市では平成12年12月より 「成田市個性を生かす教育推進事業」を実施しています。
成田市個性を生かす教育推進事業の成果
各学校に配置された学校サポート教員は、担任の先生や教科担任の先生とともに、少人数授業を実施したり、ティームティーチングを実施しています。多くの学校で、学級や学年を分割して少人数授業を積極的に行うことにより、次の多くの効果がみられました。そして、子どもたちからは、「授業がわかりやすく、楽しくなった。」という声が多数聞かれています。
- 児童生徒のつまずきに素早く対応できるようになった。
- 一人一人の活躍場面(発表や板書)が多くなった。
授業がわかりやすく、楽しくなりました
学校サポート教員は、担任の先生や教科担任の先生とともに学習指導にあたったり、朝の会や休み時間、給食も子どもたちとともに過ごすなど、学校行事にも積極的に取り組んでいます。
また、健康推進教員は、保健室の養護教諭とともに勤務し、けがや病気で来室する子どもの世話をしたり、健康診断等の補助をしています。
このように、市単独で教員を配置することにより、子どもたちにきめ細かな指導を行うことによって、次のような成果があがっています。
少人数学習の場面では
少人数学習とは、学級や学年の児童生徒を、実態や興味・関心に応じいくつかのグル―プに分け、少人数の集団により学習を行うことです。より少人数の学習集団となることで集中して取り組める、一人一人の活躍場面が多くなる、児童生徒のつまずきにすばやく対応できるなど、教育効果が上がっています。
ティ―ムティ―チングの場面では
複数の教員が、授業に関わることにより、児童生徒によりきめ細かに対応することができます。教師の役割(T1・T2)を分担・交代したり、ともに演じたりすることにより、個別にまた小グル―プに対しても、きめ細かな支援を行うことができます。
児童生徒一人ひとりにきめ細かな指導や支援ができます
学校サポート教員は、配置されたそれぞれの学校において、毎日その学年の児童生徒と密接に関わっています。そのため、児童生徒の学校生活全般において、より多くの教員の目が注がれるようになり、一人一人に対して、よりきめ細かな支援や指導ができるようになりました。
保健室が心の居場所になっています
健康推進教員を配置したことで、保健室を訪れる子どもたちに対し、心身両面からきめ細かな支援ができるようになりました。
健康推進教員の配置により、次の声が各学校からあげられており、特に心に悩みを抱えている子どもにとっては、保健室は心の居場所ともなっています。
- 同時に複数の児童に対応できることから、救急処置等が迅速・適切に行うことができる。
- 学校不適応感を持つ子どもへの教育相談活動等において、複数での対応が可能となる。
- 健康推進教員が養護教諭と連携して健康相談、救急処置等に対応することにより、養護教諭が不在の時も保健室の機能を低下することなく運営できる。
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