市政情報
国際医療福祉大学の誘致に伴う経済波及効果について(令和6年度)
国際医療福祉大学の誘致の概要
成田市は、医師や看護師などの不足による地域医療の崩壊を防ぐため、医科系大学の誘致に取り組み、平成28年に日本初の医療福祉の総合大学である国際医療福祉大学の誘致を実現しました。
また、国家戦略特区制度の規制緩和を活用した医学部の新設が認められ、平成29年に首都圏では43年ぶりとなる医学部が国際医療福祉大学成田キャンパスに新設され、令和2年に医学部の附属病院として国際医療福祉大学成田病院が開院しました。
今後も、国際医療福祉大学と連携して「魅力的で活気あふれるまちづくり」、「医療・福祉の充実したまちづくり」を進めていきます。
経済波及効果の調査について
大学誘致事業の効果を検証するため、国際医療福祉大学の誘致に伴う地域経済への経済的な効果(経済波及効果)を推計する調査を行っています。
中間報告
中間報告を取りまとめましたので、お知らせします。
なお、最終報告については、取りまとめが終わりましたら、あらためてお知らせします。
推計の実施方法
経済波及効果の算出は、国際医療福祉大学成田キャンパス・附属病院及びそのほかの関連施設の建設・運営にかかる各項目別の支出額を「平成27年千葉県産業連関表」に投入し、地域経済にもたらす直接効果と、その過程で発生する間接波及効果を推計しました。
国際医療福祉大学の誘致に伴う経済波及効果
2,295億円(大学開設から令和5年度までの累計額)
内訳
建設(施設整備に関する費用に伴う効果:初期費用)
1,370億円
消費(運営費・消費に関する費用に伴う効果:恒常的に発生する年間費用)
925億円
国際医療福祉大学誘致に伴う経済波及効果の内訳
|
直接効果 |
第1次生産波及効果 |
第2次生産波及効果 |
合計 |
建設 |
895億円 |
296億円 |
178億円 |
1,370億円 |
消費 |
642億円 |
179億円 |
105億円 |
925億円 |
- 【直接効果】新たに発生した消費、投資により誘発された生産額:例 建設業による建設活動、大学・附属病院の経費、教職員・学生の生活支出等
- 【第1次生産波及効果】直接効果に伴う原材料の購入による誘発される生産額:例 建設材料・教材・生活支出にかかる原材料の供給、運輸等
- 【第2次生産波及効果】直接効果と第1次生産波及効果により発生した雇用者所得のうち消費として支出される増加分により誘発された生産額:例 生産活動に従事する者の食費や住居費等の生活支出
経済波及効果の推移
- 国際医療福祉大学成田キャンパスの開設後、学生・教職員数や患者数などが増加するとともに、消費に伴う経済波及効果は年々増加しています。
- これからも毎年、令和5年度の241億円を上回る額の消費に伴う年間の経済波及効果が見込まれています。
国際医療福祉大学の誘致に伴う経済波及効果の推移
|
平成
28年度 |
29年度 |
30年度 |
令和
元年度 |
2年度 |
3年度 |
4年度 |
5年度 |
合計 |
建設 |
122
億円 |
213
億円 |
13
億円 |
946
億円 |
46
億円 |
16
億円 |
3.3
億円 |
10
億円 |
1,370
億円 |
消費 |
12
億円 |
30
億円 |
44
億円 |
53
億円 |
144
億円 |
183
億円 |
218
億円 |
241
億円 |
925
億円 |
中間報告書
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