風しんとは
- 風しんウイルスによって引き起こされる感染症で、主な感染経路は飛沫感染です。
- 感染すると通常14日から21日後に発熱(約半数程度の患者)、発疹、リンパ節腫脹が出現します。
- 症状が出現しない場合(不顕性感染)も15%から30%程度存在すると言われています。
- 風しんに感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が感染すると、児に白内障、先天性心疾患、難聴等の症状を呈する先天性風しん症候群が生じることがあります。
感染予防のポイント
- 風しんには予防接種が有効です。麻しんの定期接種と一緒に、確実に受けましょう。
- 特に、妊娠を希望される女性や抗体を保有しない妊婦と同居されている方、妊婦と接触する機会の多い方(医療従事者等)で、予防接種を2回受けていない方や予防接種歴が不明な方は、かかりつけ医などに相談の上、抗体検査や予防接種を検討しましょう。
風しんかなと思ったら
- 風しんは麻しんと似た症状を呈することがあるので、風しんを疑う症状が現れた場合は、周囲への感染を防ぐため、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従って受診しましょう。
- 受診時は、公共交通機関等の利用を避けるとともに、妊婦との接触を避けましょう。
抗体検査および予防接種
風しんの定期予防接種について
子どもの定期予防接種
- 第1期:1歳以上2歳未満
- 第2期:5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学前の1年間
風しんワクチンの一部助成
- 要件を満たす女性は、県の委託医療機関で風しん抗体検査を無料で受けることができます。また、令和2年4月1日より助成対象者が「妊娠を希望する女性とその同居者及び風しんの抗体価の低い妊婦の同居者」とされました。(くわしくは「千葉県風しん抗体検査(千葉県ホームページ)」をご参照ください。)
- 成田市では、接種当日成田市に住民登録されている方で、「妊娠を予定・希望されている女性(妊婦は接種できません)」または「妊娠を予定・希望されている女性の配偶者または妊婦の配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある方を含む)」に対して1回に限り、風しん予防接種費用を一部助成しています。(くわしくは「風しん予防接種費用の助成について(成田市)」をご参照ください。)
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性に対する風しんの追加的対策事業
本事業は令和7年3月31日をもって終了しました。
風しんの定期予防接種の機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性に対し、平成31年4月1日から令和7年3月31日まで、無料で抗体検査及び定期予防接種を行う追加的対策事業を実施しました。