核家族化が進み、地域のつながりも希薄になる中で、孤独感や不安感を抱える妊婦・子育て世帯も少なくなく、すべての妊婦・子育て世帯が安心して出産・子育てができる環境整備が喫緊の課題となっています。
国では令和4年12月に成立した令和4年度第二次補正予算において全ての妊婦と主に0歳から2歳の乳幼児を養育する子育て世帯を対象とした「伴走型相談支援」と、出産・子育てにおける経済的な負担の軽減を図る「経済的支援」の取組を一体として実施するため、「出産・子育て応援交付金」が創設されました。
これを受け成田市では、妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談に応じ、面談や継続的な情報発信等を通じて必要な支援につなぐ「伴走型相談支援」のほか、出産や育児に関する用品の購入負担の軽減などを図る「経済的支援(出産・子育て応援給付金の支給)」を実施しています。
伴走型相談支援
妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに即した必要な支援につなぐ「伴走型相談支援」を既存の取り組みを活かしながら、さらに充実していきます。
妊娠届出時の面談
妊娠届出書のアンケートを基に面談を実施し、妊娠中の体調や家庭環境など妊婦さんそれぞれの状況を伺い、不安感や孤立感の解消を目指します。また、母親学級や産後ケアのご案内など市の保健サービスの説明等を行い、子育てプランを妊婦さんと一緒に作成します。
妊娠8か月頃の面談
妊娠8か月頃は出産が間近となり、出産や産後の新しい生活のことなどを具体的にイメージする時期となり、戸惑いやお困り、不安を感じる方も多くいらっしゃいます。この時期に、体調や産前産後の家庭環境等を確認させていただき、不安等の解消に努めます。面談は希望に応じて実施しますので、妊娠7か月頃にハガキがお手元に届きましたら、記載されているQRコードまたは下記リンク先からアンケートにご回答ください。
出生届出後の面談
ご出産後、赤ちゃん誕生連絡票(母子健康手帳 別冊内)をご提出いただくと、こんにちは赤ちゃん訪問(乳児家庭全戸訪問事業)で、助産師(保健師)がご自宅に訪問します。子育てが始まってからの産婦さんの体調やお子さんのご様子、育児環境などを伺います。
里帰り出産等で成田市から離れている方については、ご連絡ください。(原則として、出生後4か月以内に訪問)
不安を感じたら
上記の相談以外にも、電話や来所、訪問等での相談を受付ておりますので、お気軽にご連絡ください。
経済的相談支援
対象者と給付額
対象者と給付額の一覧
給付金名 |
対象者 |
給付額 |
出産応援給付金 |
成田市に住民登録があり妊娠届出以降に面談をした妊婦 |
5万円(妊婦1人当たり) |
子育て応援給付金 |
成田市に住民登録があり出生した子どもの養育者(乳児家庭全戸訪問事業等で助産師等との面談が必須)) |
5万円(子1人当たり)
|
(例)双子の場合・・・「出産応援給付金」は5万円、「子育て応援給付金」は5万円×子2人分の計10万円の給付
(注意)所得制限はありません。
申請方法等
出産応援給付金
妊娠届出時に妊婦と面談をします。
「出産応援給付金(5万円)」の申請書をお渡しします。同日に申請も受付ます。
(注意)産科医療機関にて、妊娠確定診断を受けている必要があります。
(注意)妊娠届出が代理人申請の場合は、後日、妊婦と面談を行い、「出産応援給付金(5万円)」の申請を受付ます。
【必要なもの】
- 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など。保険証等の顔写真がない書類は2種類の異なる書類が必要です。)
- 申請者ご本人の振込先口座を確認できる書類。(申請者は原則妊婦です。事情により振込先を妊婦以外の方にする場合は、委任状が必要になります。)
捨印を押していただける方は印鑑もご用意ください。銀行印である必要はありません。
子育て応援給付金
こんにちは赤ちゃん訪問(乳児家庭全戸訪問事業)で、助産師(保健師)がご自宅に訪問する際に子の養育者と面談を行い、「子育て応援給付金(5万円)」の申請書をお渡しします。同日に申請も受付ます。
里帰り出産等で成田市から離れている方については、面談の調整や申請書を郵送する等の対応をしますので、ご連絡ください。(原則として、出生後4か月以内に訪問)
【必要なもの】
- 申請者の本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など。保険証等の顔写真がない書類は2種類の異なる書類が必要です。)
- 申請者ご本人の振込先口座を確認できる書類。
捨印を押していただける方は印鑑もご用意ください。銀行印である必要はありません。
申請期間と給付時期
【申請期間】
出産応援給付金=妊娠中
子育て応援給付金=お子さん誕生から4か月以内
(注意)ただし、災害そのほかのやむを得ない特別な事情により当該申請を行うことができなかった場合は、当該やむを得ない特別な事情がやんだ日から起算して3か月以内に行うことができます。
【給付時期】
いずれの給付金も、申請受理から1か月程度かかります。
ご提出いただいた申請書に、面談時の記録を添付して申請を受理しますので、申請書を記載されてから給付まで2か月程度かかることもあります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
関連リンク
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