離乳後期(生後9か月から11か月頃)
食事のリズムと食べ方の目安
- 1日3回の食事にし、食欲に応じて離乳食の量を増やしていきます。
- 食後に母乳や育児用ミルクを与えます。そのほかに、授乳のリズムに沿って母乳は欲しがるだけ、育児用ミルクは1日2回程度与えます。
- 舌を使って食べ物を歯ぐきに移動させ、歯や歯ぐきでつぶして食べるようになったり、前歯でのかじりとりができるようになります。
- やがて、手づかみ食べが始まります。
調理形態
歯ぐきでつぶせるバナナくらいの固さが目安。
進め方
- 穀類(主食)、野菜(副菜)・果物、たんぱく質性食品(主菜)を組み合わせた食事とし、バランスを意識しましょう。(「離乳食の進め方の目安」参照)
- 手づかみ食べが始まってきます。食べ物を手でつかむことによって、食べ物の固さや温度などを確かめたり、どの程度の力で握ればよいかという感覚の体験を積み重ねます。自分で食べたいという欲求が出てきた成長の証でもあります。手に持ちやすいものを用意し、積極的に体験させてあげましょう。
- 家族と一緒に食事を楽しみましょう。
食べさせ方のポイント
- 自分で食べるという動きが始まるので、テーブルに赤ちゃんの手が届くよう専用の椅子をセッティングし、やや前傾した姿勢がとれるようにします。
- 丸み(くぼみ)のあるスプーンを下唇の上にのせ、上唇が閉じるのを待ちます。
- 離乳食を口から出したり丸のみしてしまうときは、大きさや固さが合っていないこともあるので、月齢にこだわらずお子さんの食べ方に合わせた大きさや固さにしましょう。
- 手づかみ食べの意欲が出てきたら、汚れてもいい環境を整えて、手で持ちやすい食べ物を用意してあげるとよいでしょう。
離乳食レシピ
肉団子の中華スープ
作り方
- ボールにすりおろしたにんじん、豚ひき肉を入れてよく混ぜ、1.5cmの肉団子に丸める。
- ほうれん草はやわらかくゆでて細かく刻む。かぶは皮をむいて5から8mm角に切る。
- 小鍋にだし汁を煮立て、肉団子を入れる。沸騰したらかぶを加えて煮る。
- 肉団子に火が通りかぶがやわらかくなったら、しょうゆ、ほうれん草を加える。水溶き片栗粉を回し入れ、ひと煮立ちさせる。
鮭とじゃが芋のおやき
作り方
- 鍋に湯を沸かし、鮭をゆでる。
- ゆであがった(1)の骨や皮を取り除き、細かくほぐす。
- マッシュポテト、粉チーズ、(2)を混ぜ合わせ、3cmくらいの円盤型にする。
- フライパンに油をひき、(3)を焼く。
かつおハンバーグ トマトソース添え
作り方
<トマトソース>
- トマトは皮と種を除いて細かく刻み、玉ねぎはみじん切りにする。耐熱容器にトマト、玉ねぎ、油、塩を入れてひと混ぜし、ラップをして電子レンジ(600W)で2分程度加熱する(玉ねぎがやわらかくなるまで)
<かつおハンバーグ>
- かつおは細かく刻み、包丁でたたいてミンチ状にする。
- ボールに(1)とパン粉を入れてよく混ぜ合わせ、食べやすい大きさに丸める。
- フライパンに油を熱し(2)を入れ、中に火が通るまで焼く。
- 器に盛り、トマトソースを添える。
アレンジ
かつおの代わりにまぐろでもOK。
マカロニきなこ
作り方
- きな粉と砂糖を混ぜ合わせておく。
- マカロニを表示時間より長めにゆでる。指で簡単につぶせるくらいの固さが目安。(写真は、9分ゆでのマカロニを30分ゆでたもの)
- ゆであがったマカロニの水気をきり、(1)をまぶす。
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