手足口病が流行しています
手足口病について、千葉県の令和元年6月17日から6月23日の定点当たり患者報告数が5.13となり、国の定める警報基準値(5)を超えました。
また、同年7月8日から7月14日には19.36となり、感染症の発生動向調査が始まった1999年以降の最高値を記録しました。
手足口病とは
- 手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。
- 報告された患者のおよそ半数が1歳児であり、1歳から3歳児で全体のおよそ8割を占めています。
- また、少数ですが、成人でも報告があります。
- 例年、夏季に流行します。
症状
- 口の中や手足にあらわれる水疱状の発しんがみられます。
- 3人に1人の割合で発熱がみられますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことも通常ありません。
- ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気ですが、まれに合併症や心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などにより重症化することがあります。
感染経路
- 飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。
- この病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは、子ども達同士の生活距離が近く、乳幼児では原因となるウイルスに感染した経験のない者の割合が高いため、特に注意が必要です。
感染予防
手足口病には有効なワクチンや、発病を予防できる薬はありません。また、症状が治まった後も比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあるので、感染を予防するために、次のことを心がけましょう。
- 大人も子供も、しっかりと手を洗いましょう。
- おむつ交換など、排泄物を処理する時は適切に処理し、処理後もしっかりと手を洗いましょう。
- タオルの共用は避けましょう。
- 保育所や幼稚園などでは、遊具等も別にしましょう。
手足口病に関するリンク集
手足口病について、くわしくは下記リンク先のホームページをご覧ください。