表参道整備事業について
JR・京成成田駅から成田山新勝寺までの表参道(約1キロメートル)は古くから門前町として栄え、現在でも昔ながらの街並みと風情を残しています。これは、地元住民により組織された街づくり団体(4団体:花崎町地区 2団体、上町地区、仲町地区)により、良好な景観を次世代へ継承しようと自主的な街づくりが行われてきたものであり、本市も景観の維持向上に向けた事業を協働で実施しています。
各団体が取組む事業は地区ごとに異なり、花崎町・上町地区では、建物をセットバックすることにより歩行空間を創出し、仲町地区では歴史的な建築物を保全していく事業を実施しています。どの事業についても、建物の意匠については景観に配慮するものとし、「歩いて楽しい、見て楽しい、安全で快適な街づくり」を目指しています。
セットバック事業(花崎町、上町)
花崎町・上町地区では、表参道沿いの建物を道路境界から2メートルセットバックすることで歩行空間にゆとりを持たせ、来訪者が快適に周遊できるよう、安全性の向上を図っています。
ファサード整備事業(花崎町、上町)
建物のセットバック後は、一体的な景観形成のため、和瓦等を用いたファサード(建物正面の意匠)整備を行っています。
伝統的建築物等修景整備事業(仲町)
仲町地区では、歴史的な街並みを現代に残すため、伝統的建築物等を保全しようとする景観整備を行っています。
街づくり団体
地元住民により組織された団体で、表参道にふさわしい景観形成のため、自主的な街づくりに取り組んでいます。
- 花崎町街づくり研究会
- 花一参道街づくり協議会
- 上町街づくり協議会
- 仲町街づくり協議会
石畳風舗装
表参道は、平成28年4月に日本遺産に認定された門前の町並みを構成する主要な景観であることから、平成28年から令和元年にかけて、経年により傷んだ古い舗装を石畳風舗装に改修し、景観の向上を図っています。