安全・安心
救急隊の医療機関到着遅延事案の発生について
概要
令和7年2月9日(日曜日)午前11時36分「90代女性、意識あり、反応あるも鈍い。」との119番通報により救急隊が出動し、成田市内医療機関に向け出発しようとした際の午後0時16分に傷病者宅の倉庫の庇に救急車が接触する事故が発生し、緊急走行不能となりました。その後、別の救急隊が搬送を引き継ぎましたが、医療機関への到着時間が61分遅延しました。
傷病者
神崎町内在住 90代 女性
原因
傷病者宅の敷地内で救急車の車輪が空転したため、運転をしていた隊員が状況を確認しようと救急車から下車する際に、パーキングレンジにせず、サイドブレーキもかけなかったため、車両が後退してしまい、事故が発生し緊急走行不能となりました。
搬送先医療機関医師の見解
搬送先医療機関の担当医師からは「医療機関への到着遅延による、容体への影響はないと思われます。」との見解を得ています。
傷病者ご家族への説明
医療機関への到着が遅れたことを説明し、謝罪しました。
対策
基本的な運転操作の再確認及び車両の安全管理を行うことを徹底し、事故の再発防止を図ります。
消防長コメント
傷病者及びご家族の皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くお詫びいたします。また、組織一丸となって事故防止に取り組んでいる中、このような事態を発生させてしまいました。今後、このような事態が発生しないよう職員への指導を徹底してまいります。