太巻き寿司(文銭巻き)
文銭とは江戸時代の通貨、穴明銭の一文銭からきた言葉です。この巻き方は、細工ずしとして昔から一般にも知られています。千葉の田舎の方では、うず巻きを2本作り、縦に2つ割りにして組む作り方をします。
材料
すしめし(白):200グラム
すしめし(桃):200グラム
のり:3枚
かんぴょう(18センチメートル):4本から5本(30グラム)
かんぴょうの代わりに卵焼き1本(1センチメートル角×18センチメートルの長さ)を入れてもよい。
作り方
1.細巻きを2本作る
巻きすの上にのりを縦長に置き、すしめしを200グラム丁寧に広げる。向こう側ののりの端は約0.5センチメートル残しておく。左右両端は、ムラのないようにすしめしを乗せる。
手前からしっかりと巻き込み、うず巻きを作る。
白いすしめしと桃色のすしめしの細巻きを作る。
2.作った細巻き2本を縦に切る
2本作った細巻きを、それぞれ縦に2つ割りにする。2つ割りにする時は、必ず中心を切るようにのり巻きの両端にあらかじめ切れ目を入れておき、その両端をつなげるように包丁を入れる。なるべくのりの継ぎ目あたりを切るときれいに切れる。
3.4本の半月のり巻きを並べる
巻きすの上にのり1枚を縦長に置き、その上に4本の半月のり巻きを図のように置いて並べる。
また、かんぴょうをよくねじって用意しておく。
4.巻きすで丸く巻き、切り分ける
中央の2本の合わせ目の上に、先ほど作ったねじりかんぴょうをのせる。巻きすで形を崩さないように丸く巻く。
1本を7個に切り分ける。
文銭とはお金を意味するので、丸く形の良いものが喜ばれる。
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