着衣着火にご用心!
消費者庁によると、着衣着火(何らかの火源により身に着けている衣類に着火した火災のこと)により毎年約100人の方が亡くなっています
夏季はバーベキューなどの屋外調理や夜間における家族や友人との花火等で、また冬季はガスコンロでの鍋料理やストーブなどの暖房器具の使用等で火を扱う機会が多くなることから、以下のことに注意して着衣着火の防止をこころがけましょう。
コンロ等の奥に手を伸ばしたり、かがんだりすると、意図せず体が火に接近する可能性があります。
調理の際は、炎が鍋底からはみ出さないように気を付けてください。「ながら掃除」をせずに、火のそばで作業をするときは一度火を消しましょう。
袖口や裾が広がっている衣服や、ストール等の垂れ下がる衣類は、火を扱う際には身に着けないようにしましょう。
風が吹くような場所は、着火すると燃え広がり大変危険です。
火おこしの際に用いる着火剤の中には揮発性が高く、見えにくい青白い炎が上がるものがあります。火が着かないからといって、一度に大量の着火剤を投入するのは危険です。
もし、衣類に火が着いてしまったら…
万が一着衣に火が着いてしまったら、手ではたき消すことは困難です。流しの水道や汲み置きされている花瓶の水等近くにある水をかぶって消火してください。
近くに水がない場合はすぐに衣類を脱いだり、地面に転がって火を消してください。慌てて水場へ走ったりするとかえって火の勢いを強くしてしまうので気を付けてください。
また、着衣着火によりやけどを負った場合はすぐに患部を水で冷やし、医療機関を受診してください。
成田市での着衣着火の発生状況(令和5年)
- 枯草焼き中、火がとなりの田んぼに燃え移りそうになったため、足で炎を踏み消しているときにズボンへ着火。
- 刈り取った芋のつるを焼却中に強風にあおられ衣類に着火。
- 調理中にガステーブル先の調味料を取ろうとしたところ、コンロの火が衣類に着火。
- ガステーブルを使用中に周辺の掃除をしていたところ、着衣にコンロの火が着火。
着衣着火の再現映像