安全・安心
住宅用火災警報器の設置及び維持管理について
管内の住宅用火災警報器の設置率について(市内及び神崎町)
成田市消防本部が管轄する市内及び神崎町における住宅用火災警報器の設置率は70.0パーセントです。(令和6年4月1日現在)
住宅用火災警報器の義務化について
消防法の改正により、新築の住宅に設置するよう義務付けられてから18年が経過し、成田市火災予防条例で既存の住宅にも設置が義務付けられてから16年が経過します。
あなたの家は守られていますか?
全国で火災により1,500人の命が奪われ、5,731人が負傷しています。(令和5年度総務省消防庁調べ)
今すぐにあなたの家の住宅用火災警報器の設置状況を確認しましょう。
なぜ住宅用火災警報器が必要なのか?
建物火災の中では住宅から発生した火災が最も多く、住宅火災による死者は建物火災における死者のおおむね9割を占め、その7割程度が65歳以上の高齢者となっています。また住宅火災で亡くなった方の約半数が「逃げ遅れ」によるもので、より早く火災の発生を知っていれば助かった方も多いと思われます。
管内においても令和5年末の建物火災で1名の尊い人命を失っています。
住宅用火災警報器の種類とそのしくみは?
住宅用火災警報器とは、火災により発生した煙や熱などを自動的に感知して、火災の発生を警報音又は音声で知らせてくれるものです。
住宅用火災警報器の設置箇所は?
就寝の用に供する居室(寝室として使用する部屋)、階段等に設置します。
台所への設置義務はありませんが、火災の出火率が高いため、取り付けをおすすめします。
住宅用火災警報器の維持管理について
ご自宅の住宅用火災警報器を定期的に点検・確認をしましょう。
点検する |
警報器のボタンを押す、
またはひもを引いて音を確認する |
- 正常な場合「ピーピーピー」、「ピーピーピー火事です」など 警報音はメーカーにより異なります。
- 電池切れの場合「ピッ、ピッ」
- 故障の場合「ピッピッピッ、ピッピッピッ」
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確認する |
警報器の設置年月や
製造年月を確認する |
- 設置年月日記入場所はメーカーや製品によって異なります。
- 製造年月日記載場所は警報器の裏面にあります。
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家電製品の標準的な使用期間は、一般的に7年から10年といわれています。住宅用火災警報器も同様です。電子部品の劣化や電池切れなどで火災を感知しなくなることがあります。
住宅用火災警報器の設置による奏功事例
管内で実際にあった住宅用火災警報器が設置されていた奏功事例について
【事例】
住人が味噌汁を作ろうとガスコンロに鍋を置き、火をつけたまま寝てしまい、鍋が焦げ付いて煙が発生した。その煙により住宅用火災警報器が発報し警報音を聞いた近所の人が110番通報。駆けつけた警察官がガスコンロの火を消したことにより火災に至らなかったもの。
住宅用火災警報器設置等相談窓口について
成田市消防本部では令和6年11月9日より、各消防署・分署・消防本部予防課へ【住宅用火災警報器設置等相談窓口】を開設しました。
住宅用火災警報器の設置に関すること、点検・メンテナンスに関すること、交換時期に関すること、設置補助に関することなど、直接消防職員がお答えいたします。お越しいただくか、お電話でのお問い合わせ、どちらにも対応しておりますので、ご相談お待ちしております。