産業・ビジネス
なりたオーガニックフェアを開催しました。
オーガニックビレッジを目指して(「田畑から未来の成田をつくる会」)
令和7年2月8日(土曜日)、もりんぴあこうづにて、なりたオーガニックフェアを開催しました。当日は、午前10時30分からの料理教室、午後1時からの講演会、午後2時から意見交換会を行い、意見交換会終了後にイベントに参加した生産者が作った有機野菜などの販売会も行いました。
料理教室「学校給食メニューを作ろう」
午前10時30分からキッチンスタジオにて、公津の杜小学校調理場栄養士の古川愛先生にご指導いただき、有機農産物を使用した学校給食メニューを作る料理教室を開催しました。当日のメニューは、ご飯(有機米)、小松菜ハンバーグ大根おろしがけ、スイートポテトサラダ、ほうれん草和風サラダ、ごま豆乳みそ汁、おっぺしいも(里芋)のピーナッツソース、さつまいもケーキの7品でした。各班には有機農業に取り組み生産者も加わり、料理をしながら楽しい話でも盛り上がったようです。有機野菜のお土産もあり、心もおなかも満たされた時間となりました。
講演「食・命・農について考える」 高柳 功 氏
午後1時からは、多目的ホールにて、有機農業に長年取り組んでいる生産者の高柳功氏による講演を行いました。「食は命」をモットーに有機米や有機野菜を作って30年のベテランです。人と地球にやさしい農業を営むに至ったきっかけや、私たちの未来を見据えた農業に対する熱い思いを語っていただきました。
「旬の野菜を知ろう」 龍崎一彦氏、原あゆみ氏、根本博示氏(右側より)
午後2時からは、多目的ホールにて、「旬の野菜を知ろう」をテーマに生産者と司会者とのやり取りを聞きながら、聴衆されている人にも参加していただき、意見交換を行いました。スーパーなどでは、いつでも野菜が豊富に取り揃えてあり、野菜本来の旬がいつ頃なのかわからなくなっています。「ほうれん草の旬はいつですか」と質問されると戸惑うかもしれません。また、有機農業では「どうして旬の野菜しか作らないのか」「苦労していることは何か」といった質問に対しては、気候変動や温暖化などの環境問題にも触れながら、生産者の皆さんの考えを聞くことが出来ました。農業は自然や環境、人の命と食にも結びついているのだと改めて考えさせられました。
販売会
意見交換会終了後に、多目的ホールの出入口付近で販売会を行いました。ほうれん草やスティックブロッコリー、カブ、ニンジン、里芋などの新鮮野菜やお米が並びました。近頃野菜はスーパーでも高価で、なかなか手が出ないものの、この日は安心安全の有機野菜などを生産者から直接買うことができました。
オーガニック給食のパネル展示
多目的ホール内には、成田市の有機農産物を使った学校給食についてのパネルを展示しました。市内で有機農業に取り組んでいる生産者の紹介やメッセージなどが書かれており、有機農業の推進に対する生産者の意気込みが感じられました。