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更新日:2023年2月13日

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成田市防災ハザードマップの使い方

 この防災ハザードマップは、普段から災害リスクを認識したうえで、自分が知っておくべき「危険箇所」「指定緊急避難場所・指定避難所」、「避難経路」、「家族との連絡方法」などの必要な情報を書き込んで、「自分や家族のハザードマップ」として使いましょう。
  1. 自宅の位置を確認する
    まず、自宅の位置に印をつけましょう。
  2. 浸水や土砂災害などの危険区域を確認する
    災害ごとのハザードマップを見て、自宅周辺が災害の危険区域になっていないか確認してください。
  3. 避難する場所を災害ごとに確認する  
     たとえば、洪水や、土砂災害のときには危険なため使用できない指定緊急避難場所などがあります。 「指定避難所等一覧」で、災害ごとの指定緊急避難場所などを確認し、どのような災害が起きたときにはどこに避難するか、決めておきましょう。
  4. 安全な避難経路を考える  
     3.で決めた指定緊急避難場所・指定避難所までの経路を考えましょう。 早めに避難するのが一番ですが、すでに荒天となってしまった場合は「浸水の危険のある場所」を避ける、地震による避難の場合は「ブロック塀等の危険な場所を避ける」など、安全な経路を見つけておきましょう。
  5. 避難について家族や近所の人と話し合う  
     「周辺の危険箇所」「避難する場所」「避難経路」などについて、家族や近所の人と話し合っておきましょう。 いざというときには、慌てず、声を掛け合って、最善の避難行動がとれるように心構えをしておきましょう。
  6. 自分たちの目で避難経路を確認する  
     指定緊急避難場所・指定避難所までの経路を、実際に家族や近所の人たちと歩いてみましょう。 マップ上では気が付かなかった危険箇所や注意点など記録しておきましょう。
  7. 避難時の持ち出し品などを準備しておく  
     「備蓄品および非常時持ち出し品」を参考に、避難するときの持ち出し品など、必要なものを準備しておきましょう。 

避難に関する情報

 市・気象庁が発令(発表)する避難情報 洪水や土砂災害、河川の氾濫などの際に、5段階の「警戒レベル」を用いて、避難情報を発令(発表)します。警戒レベル3【高齢者等避難】や警戒レベル4【避難指示】が発令された際には、危険な場所から速やかに避難行動をとりましょう。
  • 警戒レベル5【緊急安全確保】命の危険 直ちに安全確保 市が発令
     すでに安全な避難ができず、命が危険な状況。 いまいる場所よりも安全な場所へ直ちに移動等しましょう。
     必ず発令される情報ではありません。
  • 警戒レベル4【避難指示】危険な場所から全員避難 市が発令
     過去の重大な災害の発生時に匹敵する状況。 この段階までに避難を完了しておきましょう。 台風などにより暴風が予想される場合は、暴風が吹き始める前に避難を完了しておきましょう。
  • 警戒レベル3【高齢者等避難】危険な場所から高齢者等は避難 市が発令
     避難に時間を要する人(高齢者、障がいのある人等)とその支援者は避難をしましょう。 そのほかの人は、避難の準備を整えましょう。
  • 警戒レベル2【大雨注意報・洪水注意報等】 気象庁が発表
     避難に備え、ハザードマップ等により、自らの避難行動を確認しましょう。
  • 警戒レベル1【早期注意情報】 気象庁が発表
     災害への心構えを高めましょう。
国や県、気象庁が発表する防災気象情報
 警戒レベル5相当情報
  大雨特別警報・氾濫発生情報等
 警戒レベル4相当情報
  土砂災害警戒情報・氾濫危険情報等
 警戒レベル3相当情報
  大雨警報・洪水警報・氾濫警戒情報等
 これらは、住民が自主的に避難行動をとるために参考とする情報です。

特別警報
 「特別警報」とは、警報の発表基準をはるかに超える大雨や、大津波等が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に発表し、最大級の警戒を呼びかけるものです。特別警報が発表された場合、お住まいの地域は数十年に一度の、これまでに経験したことのないような、重大な危険が差し迫った異常な状況にあります。

特別警報の発表基準
  • 大雨
     台風や集中豪雨により、数十年に一度の降雨量となる大雨が予想される場合、特に警戒すべき事項を標題に明示して「大雨特別警報(土砂災害)」、「大雨特別警報(浸水害)」又は「大雨特別警報(土砂災害、浸水害)」のように発表します。
  • 暴風、高潮、波浪
     数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により、
     暴風が吹くと予想される場合
     高潮になると予想される場合
     高波になると予想される場合
  • 暴風雪
     数十年に一度の強度の台風と同程度の温帯低気圧により雪を伴う暴風が吹くと予想される場合
  • 大雪
     数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合
  • 津波
     高いところで3メートルを超える津波が予想される場合(大津波警報を特別警報に位置づける)
  • 火山噴火
     居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が予想される場合(噴火警報(噴火警戒レベル4以上)及び噴火警報(居住地域)を特別警報に位置づける)
     噴火警報レベルを運用している火山では「噴火警報(居住地域)」(噴火警報レベル4又は5)を、噴火警報レベルを運用していない火山では「噴火警報(居住地域)」(キーワード 居住地域厳重警戒)を特別警報に位置づけています。
  • 地震(地震動)
     震度6弱以上の大きさの地震動が予想される場合(緊急地震速報(震度6弱以上)を特別警報に位置づける)

風水害等に備えて 「大雨情報をキャッチ こんなときのわが家の安全対策」

  • 大雨警報
     大雨による重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想される場合
  • 大雨注意報
     大雨による土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想される場合
雨の強さと降り方(単位:ミリメートル/時)
10ミリメートル/秒以上から20ミリメートル/時未満「やや強い雨」ザーザーと降る。
 雨の音で話し声が良く聞き取れない。
20ミリメートル/秒以上から30ミリメートル/秒未満「強い雨」どしゃ降り。
 ワイパーを速くしても見づらい。
30ミリメートル/秒以上から50ミリメートル/秒未満「激しい雨」バケツをひっくり返したような激しい雨。
 道路が川のようになる。
50ミリメートル/秒以上から80ミリメートル/秒未満「非常に激しい雨」滝のように降り、あたりが水しぶきで白くなる。
 傘は全く役に立たなくなる。
80ミリメートル/秒以上「猛烈な雨」息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる雨。

線状降水帯とは
 次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50から300キロメートル程度、幅20から50キロメートル程度の強い降水を伴う雨域。

記録的短時間大雨情報とは
 数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測(地上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析:解析雨量)したりしたときに発表されます。
 この情報が発表されたときは、土砂災害や浸水害、中小河川の洪水災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しており、特に崖や川の近くなど、危険な場所にいる人(土砂災害(特別)警戒区域や浸水想定区域など、災害が想定される区域にいる人)は、避難情報を確認し、発令されている避難情報に従い、直ちに適切な避難行動をとってください。
 周りの状況を確認し、避難場所への避難がかえって危険な場合は、少しでも崖や沢から離れた建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。
 避難情報が発令されていなくても、今後、急激に状況が悪化するおそれもあります。
 危険を感じた場合には、自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。

台風
 日本には毎年多数の台風が接近あるいは上陸し、大きな被害をもたらすことがあります。
 台風の接近が予想される際は、台風情報に十分注意し、被害のないように備えることが必要です。
  • 台風の大きさと強さの目安(風速15メートル/秒以上の半径)
     大型(大きい)500キロメートル以上から800キロメートル未満
     超大型(非常に大きい)800キロメートル以上
  • 強さ:最大風速(メートル/秒)
     強い:33メートル/秒以上から44メートル/秒未満
     非常に強い:44メートル/秒以上から54メートル/秒未満
     猛烈な:54メートル/秒以上
風の強さと吹き方(平均風速:メートル/秒)
  • 「やや強い風」10メートル/秒以上から15メートル/秒未満
     風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない。
  • 「強い風」15メートル/秒以上から20メートル/秒未満
     風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る。高所での作業はきわめて危険。
  • 「非常に強い風」20メートル/秒以上から30メートル/秒未満
     何かにつかまっていないと立っていられない。飛来物によって負傷するおそれがある。
  • 「猛烈な風」30メートル/秒以上
     屋外での行動はきわめて危険。多くの樹木が倒れる。電柱や街灯で倒れるものがある。
     ブロック壁で倒壊するものがある。
水害時の心得
  • 安全な避難経路の確認
     避難する場合の避難所までの経路(避難経路)は、あらかじめ自分たちで決めておき、安全に通行できるかを確認しましょう。
  • 被害の軽減
     扉の下の隙間から汚水が入ってくるので、土のうや板などで前面を囲み、タオルで隙間をふさぎましょう。
     また、ポリタンクなど軽い物は事前に屋内に移しましょう。
     自宅内のトイレや風呂場、洗濯機の排水口に水のう(ビニール袋に水を入れたもの)を置くと逆流を防げます。
     
  • 避難の前に確認と呼びかけを
     避難する時は、電気のブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉め、床下の通気口などをふさぎ、戸締りを確認しましょう。
     危機が迫った時には、防災行政無線や広報車などから避難の呼びかけをすることがあります。呼びかけがあった場合には速やかに近所に声を掛けながら避難しましょう。
  • 地下から素早く地上へ避難する
     地下空間へは水が勢いよく流れ込み、水圧でドアが開かなくなる場合もあるため、できるだけ早く地上へ避難しましょう。
  • 川や用水路に近づかない
     降雨が続き不安に思っても、川や用水路、田畑の用水を見に行ってはいけません。
     やむを得ない場合は2人以上で行動しましょう。
     河川の様子の確認は、自治体などのライブカメラ情報を活用しましょう。また、避難の途中も増水した川の近くを通るのは避けましょう。
  • 避難所までの移動
     風雨が激しくなる前に早めに避難しましょう。
     避難することが危険な場合は、自宅または頑丈な高い建物の上階へ避難しましょう。(垂直避難)
     車による避難は、渋滞に巻き込まれたり、水没する危険性があります。
     特に線路などの下をくぐるアンダーパスや地下道は、洪水の際、真っ先に浸水するので、場所を把握し、迂回路を想定しておきましょう。
  • 歩ける深さは約50センチメートル
     洪水の場合、歩ける深さは約50センチメートルまで。水の流れが速い場合、50センチメートル以下でも危険。
     危ないと判断したら、無理をせず高い場所で救助を待ちましょう。
  • 危険なところには近寄らない
     切れた電線のそばなど、危険な場所に近寄らないようにしましょう。
     また、氾濫水には汚水が混ざっているので、さわらないように気をつけましょう。
  • 動きやすい格好で
     動きやすい服装で、軍手をはめ、ヘルメットがある場合はかぶり、はき物は水に浸かっても歩きやすいものを選びましょう。
     レインコートは上下が分かれているタイプで目立つ色の物がよいでしょう。
  • 水面下は危険です。
     2人以上で避難を
     浸水した場所を歩く時は、長い棒を杖がわりにして、マンホールや側溝がないか水面下の安全を確認し、2人以上での行動を心がけましょう。
浸水の深さについて
 10.0メートル以上(4階床上浸水)
 5.0メートルから10.0メートル未満(3階床上浸水から4階軒下浸水)
 3.0メートルから5.0メートル未満(2階床上浸水から2階軒下浸水)
 0.5メートルから3.0メートル未満(1階床上浸水から1階軒下浸水)
 0.5メートル未満(1階床下浸水)

「外水氾濫」と「内水氾濫」
 雨量の増加によってもたらされる氾濫には、川から水があふれたり堤防が決壊して起こる「外水氾濫」と、市街地の排水が間に合わず、地下水路などからあふれ出す「内水氾濫」の2タイプがあります。
  • 外水氾濫
     大雨の水が川に集まり、川の水かさが増し堤防を超える、あるいは堤防を決壊させて川の水が外にあふれておきる洪水。
     氾濫が起きると一気に水かさが増しますので、最大の注意が必要。
  • 内水氾濫
     その場所に降った雨水や、周りから流れ込んできた水がはけきれず溜まって起きる洪水。
     的確なタイミングで警報や避難指示等を出すのが難しいため、注意が必要。
河川の氾濫と避難情報
  1. 氾濫注意情報(洪水注意報) 氾濫注意水位(レベル2水位)水防団出動
  2. 氾濫警戒情報(洪水警報) 避難判断水位(レベル3水位)高齢者等避難
  3. 氾濫危険情報 氾濫危険水位(レベル4水位)避難指示
  4. 氾濫発生情報(氾濫が発生した場合)緊急安全確保
竜巻による災害
 竜巻とはこのような現象です
  • 竜巻は、発達した積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する激しい渦巻きです。
  • ろうと状や柱状の雲を伴っています。
  • 台風、寒冷前線、低気圧などに伴って発生します。
  • 短時間で狭い範囲に集中して甚大な被害をもたらします。
     被害は、数分から数十分で長さ数キロメートルから数十キロメートル・幅数十メートルから数百メートルの狭い範囲に集中します。
  • 移動スピードが非常に速い場合があります。
     過去に発生した竜巻の中には、時速約90キロメートル(秒速25メートル)で移動したものもあります。
竜巻の発生時に、よく現れる特徴
  • 真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
  • 雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする。
  • ひやっとした冷たい風が吹き出す。
  • 大粒の雨や「ひょう」が降り出す。
もしも「竜巻が間近に迫ってきたら」すぐに身を守るための行動をとってください。
一番良いのは、頑丈な建物の中に避難することです。
物置、車庫、プレハブ(仮設建築物)等は危険なので避ける。

屋内にいる時は・・・
  • 窓や壁から離れる。大きなガラス窓の下や周囲は危険。
  • 家の1階の窓のない部屋に移動する。
  • 丈夫な机やテーブルの下に入るなど、身を小さくして頭を守る。
竜巻注意情報(気象庁)https://www.jma.go.jp/jp/tatsumaki/
 竜巻注意情報は、積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバースト等による激しい突風に対して注意を呼びかける情報で、雷注意報を補足する情報として、各地の気象台等が担当地域を対象に発表します。
 有効期間を発表から1時間としていますが、注意すべき状況が続く場合には、竜巻注意情報を再度発表します。

竜巻発生確度ナウキャスト(気象庁ホームページ)とは
 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado3-1.html
 10キロメートル四方の領域ごとに竜巻等の発生しやすさの解析結果を2段階の発生確度で表し、実況と1時間先までの予測を10分ごとに更新し、提供されています。

発生確度2
 竜巻などの激しい突風が発生する可能性があり注意が必要である。
 予測の適中率は7から14%程度、捕捉率は50から70%程度である。
 発生確度2となっている地域に竜巻注意情報が発表される。

発生確度1
 竜巻などの激しい突風が発生する可能性がある。
 発生確度1以上の地域では、予測の適中率は1から7%程度であり発生確度2に比べて低くなるが、捕捉率は80%程度であり見逃しが少ない。

 発生確度1や2となっている地域に比べると可能性は低いですが、発生確度が現れていない地域でも積乱雲が発生している場合には、竜巻などの激しい突風が発生することがありますので、注意が必要です。

雷による災害
 雷とはこのような現象です
 雷は、大気中で大量の正負の電荷分離が起こり、放電する現象です。
 放電する際に発生する音が雷鳴で、光が電光です。
 雲と地上の間で発生する放電を対地放電(落雷)といい、雲の中や雲と雲の間などで発生する放電を雲放電といいます。

雷ナウキャスト(気象庁ホームページ)とは
 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder2-1.html
 雷の激しさや雷の可能性を1キロメートル格子単位で解析し、その1時間後(10分から60分先)までの予測を行うもので、10分毎に更新して提供されています。
 雷の解析は、雷監視システムによる雷放電の検知及びレーダー観測などを基にして活動度1から4で表されています。
 予測については、雷雲の移動方向に移動させるとともに、雷雲の盛衰の傾向も考慮されています。

雷ナウキャストの利用と留意点
 雷監視システムは全ての雷を捉えられるわけではありません。
 雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、速やかに安全な場所へ避難してください。
 また、活動度の出ていない地域でも、急に雷雲が発達することもありますので、天気の急変には注意する必要があります。

雷から身を守るには
 雷鳴が聞こえたらすぐ避難、建物や車の中へ避難

雷ナウキャストの見方
 雷の激しさを表すために活動度1から4に分けていますが、活動度2以上では落雷の危険が迫っている状況ですので、活動度2から4では直ちに身の安全確保の行動をとる必要があります。
 特に、活動度2は雷が発生していてもまだ活発に感じない状況か、落雷が発生する直前という段階なので気を許しがちとなりますが、この段階で行動をとることが被害を軽減させるのに大切です。

雷の状況
 活動度4 激しい雷 落雷が多数発生している。
 活動度3 やや激しい雷 落雷がある。
 活動度2 雷あり 電光が見えたり雷鳴が聞こえる。 落雷の可能性が高くなっている。 
  • 屋外にいる人は落雷の危険があるため、建物や車の中へ移動するなど、安全確保に努める。
  • 屋内にいる人は外出を控える。
  • パソコンなど家電製品の電源を切り、コンセントを抜く。
  • 工場の生産ラインなどリスクの大きい場所では、作業の中止や自家発電への切替などの対応をとる。
 活動度1 雷可能性あり 現在、雷は発生していないが、今後落雷の可能性がある。
 今後の雷ナウキャストや空の状況に注意する。
 活動度1から4になっていない地域でも、積乱雲が急速に発達して落雷する場合がある。

土砂災害の種類
 突発的に発生し、すさまじい破壊力で一瞬にして多くの生命や財産を奪ってしまう土砂災害は、大きく3種類に分けることができます。
  1. がけ崩れ
     集中豪雨や地震などにより地盤が緩み、抵抗力の低下や浮石の抜け出しが生じて瞬時に斜面が崩れ落ちる現象。
     突発的に起こり、崩れ落ちるスピードが速いため、人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く、死者の割合が高い。
  2. 地すべり
     比較的緩やかな斜面において、地中の滑りやすい層(粘土・泥岩などを含む地層)の地盤が地下水の影響などを受けて、ゆっくりと動き出す現象。
     一度に広い範囲が動くため、ひとたび発生すると人家、道路、田畑などに大きな被害を及ぼしたり、川をせき止めて洪水等を引き起こす原因になることもある。
  3. 土石流
     渓流に貯まった土砂が、長雨や集中豪雨などによって一気に下流へ押し流される現象。
     時速20キロメートルから40キロメートルと自動車なみの速度で流れ、破壊力がとても大きいため、人家や田畑を押し流し大きな被害をもたらす。
土砂災害から身を守るために
 土砂災害の危険が迫ったときには、すばやく避難することが大切です。
 いつもと違う大雨が降っているときには、避難準備をし、いつでも避難できるようにしてください。
 以下のような事象はすでに土砂が流れ出ている可能性がありますので、垂直避難など命を守るための避難を開始してください。

がけ崩れの前兆現象
  • がけにひび割れができる。
  • 小石がパラパラと落ちてくる。
  • がけから水が湧き出る。
  • 湧き水が止まる。
  • 湧き水が濁る。
  • 地鳴りがする。
地すべりの前兆現象
  • 地面がひび割れたり陥没したりする。
  • がけや斜面から水が噴き出す。
  • 井戸や沢の水が濁る。
  • 地鳴り・山鳴りがする。
  • 建物や樹木が傾く。
  • 亀裂や段差が発生する。
土石流の前兆現象
  • 山鳴りがする。
  • 急に川の水が濁り、流木が混ざり始める。
  • 腐った土の匂いがする。
  • 雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
  • 立木がさける音や石がぶつかり合う音が聞こえる。
土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域
 土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域は、土砂災害防止法に基づき、都道府県が指定しています。(土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律)
  • 土砂災害警戒区域(通称:イエローゾーン)
     土砂災害が発生した場合に、住民等の生命または身体に危害が生ずるおそれがあると認められる区域。危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。
  • 土砂災害特別警戒区域(通称:レッドゾーン)
     土砂災害が発生した場合に、建築物に損壊が生じ住民等の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域。
     特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等が行われます。
避難行動のポイント
  1. 上記の土砂災害の前兆現象に注意し、すぐに避難する。
  2. 土石流やがけ崩れの起こる方向に対して横方向に避難((1)水平避難)する。
  3. 大雨の中など外へ避難を行うのが危険と感じる時は、自宅2階以上の山の反対側の部屋や堅固な建物の上階へ避難((2)垂直避難)することも考慮する。
  4. 土砂災害警戒情報が発表された場合は、すぐに避難する。
  5. 記録的短時間大雨情報が発表された場合は、早めに避難する。

火災に備えて 「火災発生 そんなときどうする」

住宅用火災警報器の設置義務化
 火災予防が一番
 消防法等の改正により、住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。

住宅用火災警報器の設置が義務づけられている場所
  • 寝室…すべての寝室(子ども部屋や高齢者の居室など就寝に使われている場合は対象となります)への設置が必要です。
  • 階段…寝室のある階の階段の天井などへの設置が必要です。
     台所は義務ではありませんが、設置を推奨します。
初期消火の3原則
 1人で消せるだろうと考えず、隣近所に火事を大声で知らせ、すみやかに119番通報を。
 初期消火で火事を消せなかったら、すばやく避難しましょう。
  1. 早く知らせる
     「火事だ」と大声を出し、隣近所に援助を求める。声が出なければ、大きな音を出し、異変を知らせる。
     小さな火でも119番に通報する。当事者は消火に当たり、近くの人に通報を頼む。
  2. 早く消火する
     初期消火の限度は炎が天井に届くまで。
     水や消火器だけで消そうと思わず、座布団で火を叩く、毛布で覆うなどの手近なものを活用する。

    火元別初期消火のコツ
    「油なべ」
     あわてて水をかけるのは厳禁。 消火器がなければ濡らした大きめのタオルやシーツを手前からかけ、空気を遮断して消火を。
    「石油ストーブ」
     真上から一気に水をかけて消火(斜めにかけると石油が飛び散って危険)。
     石油が流れてひろがっていくようなら毛布などで覆い、その上から水をかけて消火を。
    「衣類」
     着衣に火がついたら転げまわって消す方法も。
     髪の毛の場合なら衣類(化学繊維は避ける)やタオルなどを頭からかぶる。
    「風呂場」
     風呂場からの出火に気づいても、いきなり戸を開けるのは禁物。
     空気が室内に供給されて火勢が強まる危険がある。
      ガスの元栓を締め、徐々に戸を開けて一気に消火を。
    「電気製品」 いきなり水をかけると感電の危険が。
      まずコードをコンセントから抜いて(できればブレーカーも落とす)消火を。
    「カーテン・ふすま」
     カーテンやふすまなどの立ち上がり面に火が燃えひろがったら、もう余裕はない。 引きちぎり蹴り倒して火元を天井から遠ざけ、その上で消火を。
  3. 早く逃げる
    天井に火が燃え移った場合は、速やかに避難する。
    避難するときは、燃えている部屋の窓やドアを閉めて空気を絶つ。
     一酸化炭素などの有毒ガスを含んだ煙を吸い込まないように低い姿勢でマスク、タオルなどで口をふさいで逃げる。
消火器の使い方
 粉末・強化液消火器の場合
  安全ピンに指をかけ上に引き抜く。
  ホースをはずして火元に向ける。
  レバーを強く握って噴射する。

 消火方法
  1. 風上に回り風上から消す。
  2. やや腰を落して姿勢をなるべく低く。熱や煙を避けるように構える。
  3. 燃え上がる炎や煙にまどわされずに燃えているものにノズルを向け、火の根元を掃くように左右に振る。

地震に備えて 「地震発生 そんなときどうする」

地震発生時の時間経過別行動マニュアル

地震発生 最初の大きな揺れは約1分間
  • まず、自分の身を守る(机の下に隠れたり、手近な座布団などで頭を保護する)。
  • すばやく火の確認(揺れが激しいときは無理をしない)。
  • ドアや窓を開けて逃げ道を確保。
  • 室内に居ることが危ないと判断した場合、すばやく屋外の安全な場所に一時避難する。
1から2分 揺れがおさまったら
  • 火元を確認(火が出たら、落ち着いて初期消火。 初期消火の限界は炎が天井に燃え移る前まで)。
  • 家族の安全を確認(倒れた家具の下敷きになっていないかを確認)。
  • 靴をはく(ガラスの破片の散乱から足を守るため、靴や厚手のスリッパをはく)。
  • 避難するときは、屋根がわらの落下やブロック塀・自動販売機などの転倒に注意。

3分 みんなの無事を確認 火災の発生を防ぐ
  • 隣近所に声をかけよう
     隣近所で助け合う(要配慮者の安全確保をする)。
     行方不明者はいないか。
     ケガ人はいないか。
  • 出火防止、初期消火
     初期消火。
     消火器を使う。
     座布団、毛布、大きめのタオルなどの活用。
     漏電・ガス漏れに注意(ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落とす)。
     余震に注意。
5分
  • ラジオなどで正しい情報を 大声で知らせる。
     救出・救護。
     防災機関、自主防災組織の情報を確認。
     デマにまどわされないように。
     避難時に車は原則として使用しない。
     電話の使用は控える。
10分から数時間から3日
  • 協力して消火活動、救出・救護活動を
     水、食料は蓄えているものでまかなう(最低でも3日間、できれば1週間分備蓄しておく)。
     災害情報・被害情報の収集。
     無理はしない。
     風呂水を貯めおきしておく(ただし、乳幼児のいる家庭では浴槽への転落防止のため工夫しましょう)。
     助け合いの心が大切。
     こわれた家には入らない。
     引き続き余震に注意。
屋内にいた場合
家の中
  • 揺れを感じたら、身の安全を確保し、すばやく屋外の安全な場所へ避難する。 ・火の確認はすみやかにする。
  • 乳幼児や病人、高齢者など要配慮者、避難行動要支援者の安全を確保する。
  • 裸足で歩き回らない。
デパート・スーパー
  • カバンなどで頭を保護し、柱や壁ぎわに身を寄せる。
  • 係員の指示を聞き、落ち着いた行動をとる。
  • 商品の落下やショーケースの転倒、ガラスの破片に注意する。
劇場・ホール
  • カバンなどで頭を保護し、座席の間に身を隠す。
  • 係員の指示を聞き、落ち着いた行動をとる。
集合住宅
  • ドアや窓を開けて避難口を確保する。
  • 避難にエレベータは絶対使わない。炎と煙に巻き込まれないように階段を使って避難する。

屋外にいた場合
路上
  • その場に立ち止まらず、周りの危険物に注意し、窓ガラス、看板などの落下物から頭をカバンなどで保護して、空き地や公園などに避難する。
  • 近くに空き地などがないときは、周囲の状況を冷静に判断して、建物から離れた安全性の高い場所へ移動する。
  • がけやブロック塀、自動販売機などには近づかない。
  • 倒れそうな電柱や垂れ下がった電線に注意する。
車を運転中
  • ハンドルをしっかりと握り、徐々にスピードを落とし、緊急車両などの通行スペースを確保し、安全を確認して道路の左側に停車する。
  • 揺れがおさまるまで冷静に周囲の状況を確認して、カーラジオで情報を収集する。
  • 避難が必要なときは、キーはつけたまま、ドアロックをしないで、車検証などの貴重品を忘れずに持ち出し、徒歩で避難する。
海岸付近
  • 高台へ避難し津波情報をよく聞く。 注意報・警報が解除されるまでは海岸に近づかない。
電車などの車内
  • つり革や手すりに両手でしっかりつかまる。
  • 途中で止まっても、非常コックを開けて勝手に車外へ出たり、窓から飛び降りたりしない。
  • 乗務員の指示に従って落ち着いた行動をとる。

地域の防災対策

自助・共助・公助の連携

自助 自らの生命は自らが守る
  • 家具等の転倒・落下・移動防止対策を行う。
  • 防火対策器具(消火器・住宅用火災警報器等)を備える。
  • 避難グッズを準備する。
共助 自分たちのまちは自分たちで守る
  • 区、自治会等で防災訓練を実施し地域の防災力向上を図る。
  • 地域に住む要配慮者を支援するための協力体制をつくる。
公助 行政機関等が守る
  • 各関係機関が連携した災害対応力の充実強化を図る。
  • 自助、共助に対する支援を行う。

要配慮者のために
  • 災害のとき援護が必要な人に優しく接しよう 突然起きる災害のときに、大きな被害を受けやすいのは要配慮者と呼ばれる人たちです。
     要配慮者とは、高齢者や子ども、障がいのある人、妊産婦、乳幼児、外国人など配慮が必要な人たちのことです。
     いざというときは地域のみんなで協力して要配慮者を支援しましょう。
  • 要配慮者になったつもりで防災環境の点検を
     目や耳の不自由な人や外国人に向けた警報・避難方法が正しく伝えられるのか、放置自転車などの障害物は無いかなど、日ごろからの点検が大切です。
  • 避難するときはしっかり誘導する
     一人の避難行動要支援者に複数の住民が支援していくなど、具体的な救援体制を決めておきましょう。隣近所での助け合いがとても大切です。
     要配慮者のうち、避難する際に特に支援が必要な方を避難行動要支援者といいます。
  • 困ったときこそ温かい気持ちで
     非常時こそ、不安な状況に置かれている人に優しく接することが必要です。
     困っている人や要配慮者には思いやりの心を持って支援しましょう。
  • 日ごろから積極的なコミュニケーションをとりましょう
      災害のときに円滑な支援活動をするために、日ごろからコミュニケーションをとっていることがとても大切です。
  • 高齢者、病人
     あらかじめ支援者を決め、2人以上で対応し、車いすや担架を使うほか緊急時は背負って避難します。
  • 目の不自由な人
     まずは声をかけ、誘導するときは腕を貸してゆっくりと歩きます。
     できるだけ状況を言葉にして伝えましょう。
  • 耳の不自由な人 お互いに顔が向き合う形で、大きく口を動かし話しかけます。伝わりにくい場合は、身ぶり・筆談で伝えます。
  • 車いす利用者
     階段では2人以上で援助し、昇りは前向き、降りは後ろ向きに移動します。1人の時は背負って避難します。
  • 旅行者・外国人
     孤立させないように話しかけます。
     通じない場合は、やさしい日本語や身ぶり手ぶりで伝え、道順などは手で方向を示します。

マイ・タイムライン

「マイ・タイムライン」を作ってみよう
  「マイ・タイムライン」は、台風等による大雨により川の水位が上昇する時に、自分や家族がとる標準的な避難行動を整理し、災害状況に応じてそれぞれの家族構成や生活環境に応じた「避難行動計画」を決めておく取り組みです。
  時間的な制約が厳しい洪水発生時など、「逃げ遅れゼロ」に向け、いつ、だれが、何をするのかをあらかじめ整理しておきましょう。

  あなたや家族のマイ・タイムライン(避難行動計画) 記入例
台風発生
テレビ・ラジオ・インターネット等による気象情報等の確認
  1. 警戒レベル1  〇時間前 災害発生の恐れ・ハザードマップ等による避難所・避難ルート及び避難要領の確認
    土のう・ブルーシート及び防災グッズの用意
    テレビ・ラジオ・防災行政無線・なりたメール配信サービス・インターネット等による避難情報受信手段の確認
    自宅保全
  2. 警戒レベル2  〇時間前 災害発生の恐れ
    テレビ・ラジオ・インターネット等により大雨や河川状況確認
  3. 警戒レベル3  〇時間前 災害発生の恐れ
    危険な場所から高齢者等は避難
    普段の行動の見合わせ・避難の準備
    自主的に避難(高齢者等以外)
    テレビ(Lアラート等)・ラジオ・防災行政無線・なりたメール配信サービス・インターネット等による「高齢者等避難」の受信
  4. 警戒レベル4  〇時間前 災害発生の恐れ
    危険な場所から全員避難
    テレビ(Lアラート等)
    ラジオ・防災行政無線・なりたメール配信サービス・インターネット等による「避難指示」の受信 
  5. 警戒レベル5 河川の氾濫
    避難完了
     災害が発生 直ちに身の安全確保

災害時のペット対策

飼い主の役割とは
 常に飼い主としての責任を果たす「心構え」を持つことです。
 ペットを飼う権利と共に果たさねばならない義務を常に意識し、平常時から災害に対する「十分な備え」をしましょう。
 耐震補強等により自宅の被害を少なくすることや、物資の備蓄をすることで、災害時でも自宅で生活できるようにすることは、ペットを守るうえでも大切なことです。

ペットを守ること
 災害からペットを守ることができるのは、飼い主だけです。
 そのためには次のことが重要です。
  1. 飼い主自らの安全を確保すること。
    災害時にペットを適切に飼育するための絶対条件
  2. 平常時から最低限のしつけや、ケージに慣らす訓練、マイクロチップなどによる所有者明示をする。
  3. ペットフード、トイレシートなどのペットの避難セットの準備をする。
  4. ワクチン接種や寄生虫の駆除など、健康面のチェックを行う。
    ペットと共に避難
    災害時はペットを落ち着かせ、逸走・けが等に注意。
    避難所ではペットは人と同じスペースではなく、ペット専用スペースへの避難となります。
同行避難
 同行避難とは、避難所までの避難行動のことをいいます。 避難所で、ペットと人が同じスペースで過ごすことなどの「同伴避難」を指すものではありません。

わが家の防災対策

家の中の防災対策
  • 家の中に逃げ場としての安全な空間をつくる
    部屋が複数ある場合は、人の出入りが少ない部屋に家具をまとめて置く。
    無理な場合は、少しでも安全なスペースができるよう配置換えする。
  • 寝室、避難に時間を要する人等のいる部屋には家具を置かない
     就寝中に地震に襲われると倒れた家具が凶器や妨げとなってケガや逃げ遅れる可能性があります。
  • 安全に避難するため、出入口や通路にものを置かない
    玄関などの出入口までの通路に、家具など倒れやすいものを置かない。
    また、玄関にいろいろものを置くと、いざというときに、出入口をふさいでしまうことも。
  • 家具の転倒を防ぐ
    家具と壁や柱の間にすき間があると倒れやすい。
    家具の下に小さな板などを差し込んで、壁や柱によりかかるように固定する。また、金具や固定器具を使って転倒防止策を万全に。
  • 電気火災発生の防止 大地震が発生した際には、多数の火災が発生し、多くの人が命や財産を失っています。
     地震火災の原因の多くは電気が関連しており、電気機器など(電気ストーブ、電気コンロなど)の転倒による出火や、電気復旧時における通電火災(破損した電気コードのショートによる出火など)があります。
     このような電気火災を防ぐため、安全装置の付いた機器や感震ブレーカーなどを設置しましょう。
 感震ブレーカー
 あらかじめ設定した震度以上の地震が発生した場合に、自動的に電気の供給を遮断しますので、電気による出火防止に効果的です。

家具の転倒、落下を防ぐポイント
  • タンス、本棚
    L字金具や支え棒などで固定する。二段重ねの場合はつなぎ目を金具でしっかり連結しておく。
  • 照明
    チェーンと金具を使って数箇所止める。蛍光灯は蛍光管の両端を耐熱テープで止めておく。
  • ピアノ
    ピアノ用の転倒防止器具を設置する。
  • 食器棚
     L字金具などで固定し、棚板には滑りにくい材質のシートやふきんなどを敷く。 重い食器は下に、軽い食器は上の方に置く。扉が開かないように止め金具をつける。
  • 冷蔵庫
     転倒防止器具で壁に固定する。
  • テレビ
    できるだけ低い位置に固定して置く。

家の周囲の防災対策
  • 屋根
    不安定な屋根のアンテナや、屋根瓦は補強しておく。
  • ベランダ
    植木鉢などの整理整頓をしておく。落ちる危険がある場所には何も置かない。
  • 窓ガラス
    飛散防止フィルムを貼る。
  • プロパンガス
    ボンベを鎖で壁に固定しておく。
  • ブロック塀、門柱
    土中にしっかりとした基礎部分がないもの、鉄筋が入っていないものは危険なので補強する。ひび割れや鉄筋のさびも修理する。

備蓄品および非常時持ち出し品

備蓄品および非常時持ち出し品
 避難するときに最初に持ち出すのが「非常時持ち出し品」。
 災害直後から混乱が収まるまでの数日間、自給自足するための物資が「備蓄品」です。
 以下は一例です。特に「非常時持ち出し品」は、持って逃げられる量にしましょう。
 
  • 非常時持ち出し品(とっさの場合に持ち出せるように準備しましょう)
     携帯ラジオ
     懐中電灯
     予備の乾電池
     携帯電話の充電器・バッテリー
     栄養補助食品
     アメ・チョコレート
     飲料水
     救急セット
     胃腸薬・便秘薬・持病の薬・医療器具
     マスク・体温計・アルコール消毒液
     現金(公衆電話用の10円玉を含む)
     保険証
     預金通帳
     身分証明書(免許証等)
     印鑑
     おくすり手帳
     軍手
     ライター・マッチ
     携帯用カイロ
     缶切り・ナイフ
     レジャーシート
     ヘルメット(頭を守るもの)
     靴入用のビニール袋
     スリッパ・毛布
     筆記用具(油性マジックを含む)
     洗面用品(タオル、歯磨き用品)
     下着・靴下
     長袖・長ズボン
     防寒用ジャケット・雨具
  • 備蓄品(少なくとも3日は自力で生活できるように準備しましょう)
     食品(レトルト食品、アルファ米、缶詰等)
     飲料水(一人1日3リットル程度)
     給水用ポリタンク
     ティッシュペーパー・ウエットティッシュ
     紙皿・紙コップ・割り箸
     ビニール袋
     カセットコンロ
     ラップフィルム
     水のいらないシャンプー
     工具セット
     簡易トイレ
  • 女性の場合
     生理用品
  • 乳幼児・高齢者がいる家庭
     オムツ 粉ミルク 常備薬
  • 子どもがいる場合
     おもちゃ
ローリングストック(備蓄の新しい方法)
 普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法を「ローリングストック」と言います。
 「ローリングストック」のポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。
  食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度が保たれ、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができます。

 日数・組み合わせは一例です。
  「ローリングストック」で1週間分の非常食を蓄えておくとより安心です。
 1週間分の飲料水、また生活用水も備えましょう。
   飲料水は1人1日3リットル×家族分の準備を。
  • 1から2日目
     冷蔵庫・冷凍庫の食材を活用
     食パンや野菜等は自然解凍により食べる事も可能。
     冷蔵庫に食材を買い置きし、冷凍庫にもご飯や食パン、野菜、冷凍食品等の備蓄を。
     氷は溶かして飲料水として活用も可能。
     停電時、クーラーボックスや保冷剤等を活用して食材の保存を。

     調理器具の備え
     カセットボンベ1本で約60分使用可能。
     1ヶ月で約15本必要(1日30分使用の場合)。
     カセットコンロ・ボンベ
     停電時等、冷蔵庫の食材や非常食を調理するために必須。
  • 3から7日目
     「ローリングストック」で備蓄した非常食を活用
     定期的(1ヶ月に1、2度)に食べて、食べた分を買い足し備蓄していく方法。  食べながら備えるため、消費期限が短いレトルト食品等も非常食として扱えます。
     そのほか備蓄しておくと良いもの
     乾麺(ラーメン・パスタ等)ゆで時間の短いものを。
     缶詰 野菜や果物の缶詰で栄養を。
     フリーズドライ食品(スープ等)スープ類は食欲が無い時でも接取可能。

     そのほかのアイデア
     乾物 ミネラル・食物繊維の補給を。
     漬物 伝統的な保存方法で。
     家庭菜園 庭やベランダ等も活用して菜園を。

災害時の感染症予防対策

 新型コロナウイルス感染症が収束しない中でも、災害時には、危険な場所にいる人は避難することが原則です。
 「自らの命は自ら守る」意識を持ち、適切な避難行動をとりましょう。

知っておくべき5つのポイント
  1. 避難とは[難]を[避]けること。安全な場所にいる人は避難場所に行く必要はありません。
  2. 避難先は、小中学校・集会所などで市や地域が開設する避難所だけではありません。安全な親戚・知人宅や安全な宿泊施設に避難することも考えてみましょう。
  3. マスク、消毒液、体温計などの衛生用品は、できるだけ自ら携行してください。
  4. 市が指定する指定緊急避難場所・指定避難所が変更・増設されている可能性があります。災害時には市ホームページ等で確認してください。
  5. 豪雨時の屋外の移動は車も含め危険です。また、やむをえず車中泊をする場合は、浸水しないよう周囲の状況等を十分確認してください。

わが家の防災メモ

非常時の連絡先など、事前に電話番号などの情報を記入しておきましょう。

自主避難施設(一時的に危険を回避するための施設)
 地震の時:
 水害の時(1):
 水害の時(2):

指定避難所(家族が離ればなれになった時の避難所)
 地震の時:
 水害の時(1):
 水害の時(2):

家族の連絡先
 氏名・電話(携帯・自宅・勤務先等)・住所

 親戚知人の連絡先 氏名・電話(携帯・自宅・勤務先等)・住所

家族の救急用データ
 氏名・生年月日・血液型・アレルギー・常備薬・病歴

緊急連絡先
 連絡先・電話

災害用伝言ダイヤル(171)の使い方
災害用伝言ダイヤルとは?
 NTTでは、災害発生時に、被災地への通話がつながりにくい状況の場合、被災地内の安否等の情報を音声で録音、再生する「災害用伝言ダイヤル」を設置します。
  • 伝言の録音 171-1-0×××-××-××××(×の部分に電話番号)
  • 伝言の再生 171-2-0△△△-△△-△△△△(△の部分に電話番号)
  • ダイヤルする電話番号
     被災地域の人は自宅の電話番号を、または連絡をとりたい被災地域の人の電話番号を市外局番からダイヤルしてください。
  • 録音時間
     1伝言あたり30秒以内
  • 伝言登録件数
      電話番号あたり1から20件  災害状況により、登録可能な件数は異なります。
  • 利用可能電話 固定電話、IP電話(050含む)、携帯電話、公衆電話

インターネット等を利用した防災情報

成田市からの発信

国や県等からの発信

テレビからの発信

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このページに関するお問い合わせ先

総務部 危機管理課

所在地:〒286-8585 千葉県成田市花崎町760番地(市役所行政棟4階)

電話番号:0476-20-1523

ファクス番号:0476-20-1687

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