完了検査とは
建築主は、建築物の建設工事を着工する前に建築主事または指定確認検査機関に建築確認申請を行い「確認済証」の交付を受けなければなりませんが、「建築確認」は申請された書類に基づき計画が法に適合しているかを審査しており、実際に建築された建築物が法律に適合している事を保証するものではありません。
「完了検査」では建築物が建築確認申請図書どおりにできているかどうかを書面及び現地にて検査します。検査の結果、法律への適合が認められると「検査済証」が交付されます。
「検査済証」は「確認済証」や図面等と一緒に大切に保管してください。(「確認済証」「検査済証」の再発行はございません)
完了検査を受けないリスク
建築基準法では確認済証の交付を受けたすべての建築物について完了検査が義務付けています。完了検査を受けていない建築物の持ち主には以下のような大きなリスクがあります。
- 建築工事の融資や補助金を受けられない
- 売買の際に建築物の価値が下がる
- 将来の増改築や大規模な修繕等の手続きができない
- 違反が発覚し、是正工事に費用がかかった
- 罰則が適用されるおそれ
- 使用制限、禁止などの措置が適用されるおそれ
完了検査の詳細は以下のパンフレット
『完了検査受けてますか?(完了検査パンフレット)』をご確認ください。
安心安全な建築物を建てるための3つの手続きとその流れ
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