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更新日:2012年3月7日

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 風環境予測調査の結果は次のとおりです。

概要1

 概要1は、調査範囲を示しています。再開発ビルを中心として半径300mの範囲を対象としています。

風環境予測調査

 本調査はJR成田駅東口第二種市街地再開発事業(以下、計画建物と称す)の建設による風環境の変化を検討する目的で実施するものである。風速の変化の推定には数値流体解析および統計解析を用いた。環境評価には風工学研究所の評価指標を用いた。

風速の予測手法

(1)解析方法
 数値流体解析には、非圧縮性の流体のレイノルズ平均を行いモデル化する標準型のk-πモデルを用いた。

(2)入力気流
 入力気流は日本建築学会建築物荷重指針・同解説(2004)に基づいて地表面粗度区分3とした。

(3)再現範囲
 模型化した範囲は、周辺建物の現地調査に基づき、図1に示す計画敷地を中心におよそ300メートルの範囲内とした。

(4)風環境の評価地点
 風環境の評価を行う地点(以下、測定点と称す)は建築前110点、建築後118点とした。風環境の評価高さは地上5.0キロメートルとした。また駅のホームにおいてはホームより1.5メートルの高さで評価した。

(5)解析ケース
 解析は以下の2ケース行った。図2に解析モデルを示す。
ケース1:計画建物建築前
ケース2:計画建物建設後

(6)解析風向
 解析風向は、風向出現頻度および風向別の累積頻度を用いた効率的な風環境評価を行うために、16風向とした。
  • 風環境予測調査概要1説明画像

概要2

 概要2は、調査範囲をコンピュータ上でCAD化したものです。
 左図が全体モデル、右図の上が再開発ビル建築前、下の図が建築後のモデルを拡大したものです。
  • 風環境予測調査概要2説明画像。図2再現模型。

概要3

 概要3は、風環境の評価方法です。表1は風環境をランク別に評価する指標を示しています。
 下の図は「アメダス成田観測所」の観測結果をもとにして、成田地域の風向きを示したものです。

風環境の評価

(1)評価方法
 ある地点の風環境は、その地点に吹く風の強さおよびその出現頻度の大小によって評価する。本調査は、表1に示す風工学研究所の提案による方法により風環境を評価した。表1は、指標となる風速を示しており、領域A、領域B、領域Cは、それぞれの周辺地域の状況に応じた一般的な風環境であることを示している。また、領域Dは好ましくない風環境と判断するものである。

 風環境を評価する上で必要となるこの地域を代表する風速としては、アメダス成田観測所(成田市古込字込前 成田航空地方気象台)で観測されている。2005年4月から2010年3月の5年間分の記録を用いた。成田観測所の風速計の設置高さは地上11メートルである。図3に成田観測所における風向出現頻度を示す。

(2)評価結果
 表1に従い測定点毎に累積頻度55%および累積頻度95%の風環境評価を算定し、両評価のうち厳しい結果を選択したものを図4に示す。また、図5に風環境評価の変化を示す。
  • 風環境予測調査概要3説明画像。表1風工学研究所の提案による風環境の評価指標、図3風向出現頻度。

概要4

 概要4は、左に再開発ビルの建築前、右が建築後の評価の結果を示しています。
 新たにDランクの風は生じていないことから、対策は必要ないものと判断します。
  • 風環境予測調査概要4説明画像。図4風環境評価結果。

概要5

 概要5は、建築前後を比較して1つの図にしたものです。
 青色が建築前より風環境が良くなる場所、緑・黄色は風が強くなる場所を示していますが、全体的に再開発ビルの建築により、風環境が悪化するようなことはないことが分かります。
  • 風環境予測調査概要5説明画像。図5風環境評価の変化。
このページに関するお問い合わせ先

都市部 市街地整備課(区画整理推進室)

所在地:〒286-8585 千葉県成田市花崎町760番地(市役所行政棟5階)

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