市民憲章

　成田市民憲章は、私たち成田市民が、幸せへの『道しるべ』『心のよりどころ』として、昭和46年11月3日に制定しました。
　制定の経緯としては、昭和41年に成田市への空港建設が閣議決定され、その後都市基盤の整備が進められていく中で空港都市として発展に向け市民の方々から、みんなが話し合ってまちづくりの誓いや目標などを決めましょうとの意見が出されました。そして昭和46年8月に市長や市議会の代表者、市民団体など34人の方々で「市民憲章制定委員会」が結成され、憲章条文を公募し前文と条文5条がまとめられたものであります。

　現在の成田市は、国際空港を擁する日本の空の玄関であり、さまざまな分野での重要な役割を担う都市として、その発展が期待されています。

　しかしながら、こうした躍進の中、私たちのまち成田の有形、無形の美しい情緒、良俗、文化がともすると見失われがちです。より良いふるさとの発展のためには、適切な行政施策と併せて社会生活のルールを守り、日常生活における市民意識の高揚を図ることが必要となります。

　今日では、市民運動を通じて“平和で住み良い国際都市づくり”を進めるため、『市の憲法』としての役割を果たすとともに、成田市民の精神的な支柱となっております。

　信仰のまち、世界に通ずるまち成田はわたくしたちのふるさとです。

　ゆたかな自然と文化にめぐまれてきたわたくしたち成田市民は、大きな希望と誇りをもって世界に伸びようとしています。

　わたくしたちは、成田のかがやかしい発展とおたがいのしあわせをねがい、この市民憲章をさだめます。

1　親切な心で　平和な成田をつくりましょう。

1　よろこんで働き　豊かな成田をつくりましょう。

1　きまりをまもり　住みよい成田をつくりましょう。

1　自然と文化を大切にし　美しい成田をつくりましょう。

1　若い力をそだて　明るい成田をつくりましょう。

成田市民憲章は、市民のしあわせと成田の発展を願い、昭和46年11月3日に制定され、令和3年11月3日に50周年を迎えました。
市民憲章は学校行事やイベントで唱和されるなど、広く市民の皆様に親しまれています。

制定50周年記念のテーマは、「発展の軌跡、未来（しあわせ）への道しるべ」です。
市民憲章が市民の皆様にとってのしあわせへの道しるべとして在り続けられるよう、未来へ受け継いでいこうという思いが込められています。

制定50周年記念式典の様子が広報なりたに掲載されました。
また、市民憲章制定50周年記念PR映像を作成しましたので、ご覧ください。