1988年9月14日に「友好都市締結協定書」を調印した咸陽(カンヨウ)市についてご紹介します。
咸陽市ってどんなところ?
位置
咸陽市は、中国中央部・陝西省の省都西安の北西約25キロメートルに位置し、南を黄河の支流・渭河(渭水)に接しています。行政的には、日本の市と違って市の中に1市(興平市)2区(秦都、渭城)と10県があります。
人口
約436万人(2018年12月31日現在)
面積
1万196平方キロメートル
概況
咸陽市は歴史の古い都市です。紀元前11世紀から周、秦、漢、唐など11の古代王朝の首都またはその畿内にあって栄え、特に秦の始皇帝が、この地に中国の歴史上はじめての封建的中央集権国家を建設したことが有名です。
市内には名所旧跡も多く、漢・唐時代の32人の皇帝のうち27人の帝王陵(乾陵、茂陵など)や、楊貴妃の墓も現存しています。
成田市との交流
1978年の成田空港開港以来、成田市では外国との交流を通じて市民が外国の都市を正しく理解することは、街づくりのうえで大いに役立つと考えてきました。
往来のしやすい中国の都市の中でも、古い歴史を持ち、新しい空港を建設しているなど、当市と類似点が多いことから咸陽市との交流が始まり、1988年9月に友好都市を締結しました。
日中歴史文化主要都市フォーラムの開催について
日中国交正常化50周年を記念して、2022年10月26日(水曜日)に友好都市である中国咸陽市と「日中歴史文化主要都市フォーラム」を開催しました。当日は日本から成田市及び成田日中友好協会の3名と、同じく咸陽市と友好都市協定を結んでいる京都府宇治市がオンラインで参加し、各市の観光や特色、文化財などについて紹介し交流を図りました。
咸陽市からマスクが寄贈されました
2020年5月13日(水曜日)、新型コロナウイルス感染症対策の支援として、中国語で「患难与共 守望相助」(苦難を共にし、お互いに見守り助け合いましょう)という応援メッセージとともに、咸陽市よりマスク7,200枚が寄贈されました。
咸陽市へマスクを寄贈しました
咸陽市から新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、マスクや消毒液等の支援物資の提供依頼がありました。
2020年2月4日(火曜日)、中国で発生している新型コロナウイルス感染症拡大防止に役立ててもらうため、成田市の防災備蓄品及び市職員の寄付によるマスク13,600枚を寄贈しました。