自動車は、大気汚染の原因となる窒素酸化物や一酸化炭素、炭化水素などの有害な物質を出し、浮遊ふんじんが健康への影響を及ぼしたり、光化学スモッグの原因にもなると言われています。また、騒音公害も発生することがあります。
最近では、地球温暖化の主な原因といわれるCO2(二酸化炭素)が大量に排出されることが取り上げられることも多くなっています。
できる限り電車、バスなどの公共交通機関や自転車、徒歩で移動するのが一番ですが、車を運転する際は、エコドライブ(環境に配慮した運転)を心掛けましょう。
エコドライブのポイント
- 無用なアイドリングをしない
10分間のアイドリングで約140ccの燃料を浪費します。
- 急発進、急加速をしない
10回の急発進で約170cc、10回の急加速で約110ccの燃料を浪費します。
- 交通状況に応じた安全な定速走行に努める
減速、加速を繰り返し速度を変動させて走行した場合、100キロメートルの走行で約210ccの燃料を浪費します。
- 確実な点検・整備を実施する
タイヤの空気圧低下、エレメント(エンジンのエアフィルター)のつまりは燃料を浪費します。空気圧0.5kgf/cm2減のタイヤで100キロメートル走行した場合、約240ccの燃料を浪費します。
- 不要な荷物を積まない
10キログラムの不要な荷物を載せて100キロメートル走行した場合、約21ccの燃料を浪費します。
- 計画的なドライブをする
道に迷うなど10分間余計に走行すると約350ccの燃料が浪費されます。
このほか、減速時のエンジンブレーキ活用や、エアコンの適正使用、買い替え時の低公害車選びなどにも気をつけましょう。
エコドライブは、燃料代の節約や安全運転にも繋がります。多くの面で有益ですので、是非実践してはいかがでしょうか。
参考リンク